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魅惑のふわふわ生ケーキ「あかねちゃん」❤︎

まるごと青森

魅惑のふわふわ生ケーキ「あかねちゃん」❤︎

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。少しずつ寒さが和らいできましたが、私はお家でゆっくりとくつろぐ時間も多い今日この頃です。今回はそんな日のティータイムにも最適な、お気に入りのふわふわお菓子をご紹介したいと思います。

ご紹介したいのが、こちらの「あかねちゃん」。マドレーヌのような形の生ケーキです。名前も女の子みたいで可愛らしいでしょう?

あかねちゃん

食べてみるとまず生地が軽くてふわふわ〜。パクッと口に入れるとすっと溶けていくような食感です。クリームは生クリームの中にほんのりクリームチーズが香り、甘過ぎず絶妙な美味しさ。初めて食べても懐かしい気持ちになるような味で、お腹いっぱいでも何個もいけちゃいます!

クリームたっぷり

私があかねちゃんを初めて食べたのは5年以上前。父親が「知人からの手土産」として持って帰ってきたのです。当時、シンプルながらも他に類を見ない味にものすごく感動したのを覚えています。

この洋菓子屋さんの名前は、「アドベンチャー  ピーター・パン」。弘前市城西のバス専用道路の向かい、いくつかの店舗が入った一角にあります。

バス専用道路の向かいにあるお店

アドベンチャー  ピーター・パン

お店は1981年創業、小山内武志さんと奥様が切り盛りしています。「あかねちゃん」は2011年の東日本大震災の前頃に武志さんが考案。当時、福島県の洋菓子店の方が弘前の洋菓子講座でレクチャーしてくれたそうです。ただ、自分の店で作るとなると製造量や機械も異なるので同じように作ってもうまくいかず、砂糖やクリームの量、焼き方など試行錯誤を繰り返し、完成に至りました。福島県のお店は震災を経て廃業してしまったようですが、その魂はあかねちゃんに引き継がれています。

ちなみに名前の由来は、お店近くの「茜通り」にかかる城西大橋から岩木山が綺麗に見えることから、縁起の良さもありこのネーミングになったそうですよ。

バリエーションは、定番商品のプレーンとブルーベリー。他にも季節(ご主人の気分)によって追加されます。今はりんご味。

店内に目を向けるととてもレトロで、見渡す限りのひょうたんアートの数々!なんと、ひょうたんは武志さんが畑で育てており、趣味で工作しているそうです。これがまた趣味の域を超えるクオリティで驚き!ひょうたん屋さんだと思って入店するお客さんもいるほどです。商品もあるので購入もできますよ。

ケーキのショーケースの周りにはひょうたんアートの数々。

格子状に彫ったり、開閉式の扉を付けたり、工夫が細かいなぁ。

表情が癒されるお地蔵さま。笠もひょうたんでできています。

海賊船!もう凄いとしか言いようがありません!

津軽弁が書かれたひょうたん型のクッキーもありました!

「いっつにぶかして」という津軽弁は「もう既に壊して」という意味。新しいアイディアに出会うには既存の概念に捉われないことが大切というメッセージ。

武志さんの、常に冒険心をもって型にとらわれずに自分のやりたいことを実現していく姿勢には深く感銘を受けました!お客さんを楽しませたい、面白いことをしたいという思いが強く、この気持ちが洋菓子にもひょうたんにも活きていると言います。そして温かい眼差しで支える奥様との掛け合いは見ていてついほころんでしまいました♪

小山内さん夫妻。

ありがたいことにたっぷりお話させていただいて、なんとひょうたんのレクチャーもしていただきました(笑) 書きたいことが山ほどあるのですが全部は書ききれません!こだわり店主が作る洋菓子とひょうたんアート、気になる方はぜひ足を運んで「アドベンチャー」を体感してくださいね!

(※あかねちゃんを多めに購入したい方、確実に購入したい方は電話予約した方が良いと思います!)

by えびマヨ

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