Yahoo! JAPAN

子づくり提案→アバズレ認定に絶望しかない…マチアプ婚を悔やむ37歳バリキャリ女性

コクハク

危機感からマチアプに登録(写真:iStock)

 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、そんな男女の“冷酷” と“激情”のあいだを垣間見るエピソードをお届けします。

【冷酷と激情のあいだ〜女性編~】

37歳バリキャリ。マチアプリ婚したけれど

危機感からマチアプに登録(写真:iStock)

 真帆さん(仮名)は、37歳でアプリ婚をした女性。いわゆる「バリキャリ」で、30代半ばまで恋愛にはまったく興味がなかったものの「このままじゃマズイ」と危機感を抱き、マッチングアプリに登録しました。

 すると、あれよあれよと話が進み、アプリで知り合った3歳年上の夫・ケイスケさん(仮名)と結婚に至ったとのこと。

「結婚が決まったときには、嬉しいというよりも、ホッとしました。『これで実家からうるさく言わなくて済むし、仕事の関係者にも一人前って顔ができるな〜』って」

結婚しなければよかった…

新婚1カ月で「レス夫婦」に(写真:iStock)

 ところが結婚して4カ月ほどにもかかわらず、真帆さんはすでにこの結婚を後悔し始めていると話します。

「結婚前に、子づくりについて、お互いの意見を交わすのを忘れていたんです…。

 っていうか、私はそこも気になっていたのですが、とにかく結婚をするのが最重要課題だったので、余計な話をして結婚が白紙になるのがイヤだったし、あえて話題にしなかったんですよね。

 夫からも、特に子づくりの話題が出ることはなかったですね。だから私は勝手に、なんとなくそこは“自然に任せるのかな〜”って感じで軽くとらえていました」

 しかし結婚前には月に1回あった肉体関係が、結婚後にはすぐ皆無に。新婚1カ月にして「レス夫婦」が確定し、真帆さんは急激に焦りを抱き始めたとのこと…。

冷えていく夫婦仲

「下品な女」レッテルを貼られ(写真:iStock)

「ちょうど結婚して1カ月くらいのときに、このままじゃ良くないなって思ったから、もう夫婦になったんだしいいだろうと、夫に私から『子どもがほしい』って言ってみたんですよ。

 そうしたら夫は『はぁ?』ってものすごくイラついた顔をして、私に対して『俺に、君を抱けってこと?』とイヤそうに伝えてきました。

 さすがにヒドイと思ったので『夫婦なんだから、当然でしょう?』って返したのですが…。

 なんと夫からは『君は下品だ。アバズレだ』と言い返され、言葉もありませんでした…」

 その日以降、夫婦の営みへの話題を出すのが怖くなった真帆さんは、“自然に任せて”みたものの、レスが解消する気配は一切なし。

 それどころか夫からはその日を境に「下品な女」、「本性を隠して結婚した女」のレッテルを貼られ、夫婦仲がどんどん冷えてきているそうです。

前にも後ろにも進めない

この関係に、意味ある?(写真:iStock)

「夜の生活への意識って、なかなか膝を突き合わせて話すテーマじゃないじゃないですか? 少なくとも、私たち夫婦は交際中にそういうことを話し合える雰囲気ではなかったんですよね。

 結婚して、さぁ子づくりしたいなって思ったら、こんなことになるとはまったく想像していませんでした。

 夫婦仲が劇的に改善する見込みも薄いと感じていますが、だからといってすぐに離婚をする勇気もなくて…。

 前にも後にも進めずに、ただ形式上の夫婦でいるだけの関係なんて、虚しいだけ。こんな状況になるってわかっていたら、ケイスケさんとは結婚しなかったですよ。

 今の私は、前でも後ろでもいいから、とにかくどっちかに進みたい。夫のせいでどちらにも進めなくなっているので、なんとかしたいです」

  ◇  ◇  ◇

 では、真帆さんの夫であるケイスケさんは、夫婦関係についてどんな思いを抱いているのでしょうか。

 次回に続きます。

(並木まき/ライター・エディター)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. わたせせいぞう画業50周年記念出版 描き下ろしのカバー装画による『ボクのハートフルライフ』【北九州市小倉北区】

    北九州ノコト
  2. 【トンボ鉛筆】文具も推し色コーデ! 『モノグラフ&モノ消しゴム パステルカラー6色限定パック』新発売

    特選街web
  3. 【宮本貴奈 feat. SUPER BRASS STARS】七夕の午後、日本が世界に誇るトップ奏者たちが新発田で共演

    日刊にいがたWEBタウン情報
  4. 釣り好きなら知っておきたい「加水分解」 予防には日頃の手入れと保管が大事

    TSURINEWS
  5. 猫は夜行性の動物…は間違いだった?猫の習性にもとづく『1日の生活サイクル』

    ねこちゃんホンポ
  6. 豊富な種類と中身ぎっしり贅沢なパン屋さんと言えばここ♡ 『サニーサイド西宮大社店』の大人気カレーパンを味わってきました 西宮市

    Kiss PRESS
  7. お風呂嫌いの2歳児が浴室へ直行! 育児ライフハック〝推し氷漬け作戦〟決行報告に10万いいねの大反響

    Jタウンネット
  8. 【居酒屋泣かせのトマトレシピ】ガリのせたら無限に食べられる!人気の即席おつまみレシピ

    BuzzFeed Japan
  9. 【豆腐で塩唐揚げを作ったら...家族がぶっ飛んだ】そのまま食べるより100倍旨い!節約おかずレシピ

    BuzzFeed Japan
  10. 北斗晶の義娘・凛、“天才すぎる”と思った娘の姿「ビックリ」「さすが北斗さんの孫」の声

    Ameba News