障がいの有無にかかわらず子どもたちが自由に遊べる環境づくりの第一歩として東広島運動公園でインクルーシブ公園dayが開かれた
インクルーシブ公園day実行委員会(オールワンの架け橋会、原田栄二責任者)は11月3日、障がいの有無に関わらず子どもたちが自由に遊べる環境づくりをしようと、インクルーシブ公園dayを東広島運動公園(東広島市西条町田口)の一部エリアを貸し切って開いた。市内に在住する障がいがある子どもや家族、20組が参加した。
【写真】障がいのある子どもたちに公園開放 インクルーシブ公園デー
子どもたちは、大型遊具のある公園で家族やスタッフにサポートしてもらいながら、笑顔ですべり台を滑ったり、はしご登りに挑戦したりするなど好きな遊びを楽しんでいた。
14歳の子どもと参加した40代の保護者は「子どもが公園の遊具で遊びたくても、体が大きくなると補助することが困難になるので遊ばせてやれない。今日は補助してもらえたので、子どもがとても良い表情をして遊んでいた。車椅子ごと乗れるブランコなどがあればいい」とにっこり。原田さんは「健常者も障がい者もともに遊べるような公園の第一歩として開いた。今後も継続していきたい」と話していた。
市民団体オールワンの架け橋会は、障がいのある子どもの母親から、人の目線や言葉に傷つき子どもが公園で遊ぶことができないので、誰も遊んでいない公園はないかと相談を受けたのをきっかけに、東広島市議会の公明党会派3人と未来の風会派3人の計6人で今年の1月に立ち上げた。(山北)
プレスネット編集部