ずらり60種類並ぶ国産クラフトジン♪『サンテボーノ』の低糖質なアテでヘルシー呑み 神戸市
三宮の新店『サンテボーノ花房』(神戸市中央区)は、全メニューが低糖質というコンセプチュアルなお店。同じ並びに店を構える「小料理屋花房」の女将が、”糖質オフアドバイザー”の資格をとって開店した2店舗目です。
場所は東門街をワンブロック歩き、東に入った所。創業から63年の営業に幕を下ろすことになった「寿司たかた」さんの跡地。
カウンターの造りや壁の白タイルなど、寿司屋時代の良きものを残した店舗は、なんとも居心地いい空間です。スタンディング席もあるのですが、カウンターとの距離も近く、初対面で意気投合することもありそう!
店に入ってまず目に入るのが、作り付けの棚にずらりと並んだ国産クラフトジン。現在60種類あるという品揃えは、おそらく神戸一とのこと。
蒸留酒であるジンは糖質がほぼゼロだということ、また蒸溜後に様々なボタニカル(草根木皮)を加えて香りづけをするので、原料や産地の個性が色濃く出るのが面白いんだそう。豊富なボトルデザインも見応えがあります。
どれにしようかと迷っていると「3種類が試せる飲み比べセットがありますよ~」と女将。アドバイスをもらいながら選んだのは、右から「瀬戸内(甘夏)」「KOBE JIN(海)」「のとJIN」です。店舗にあるジンからどれを選んでもOKだそう。
柑橘類はジンの代表的なフレーバー。「瀬戸内(甘夏)」からは華やかな甘夏の香りが♪皮から出る油分で少し濁りが見られます。
地元の神戸蒸溜所で作られた「KOBE JIN(海)」は、ボタニカルに神戸の老舗「カネイ」の鰹節やイカナゴのくぎ煮といった海鮮を使用しているそう!個性的ですよね。
一番好みだったのが、能登復興を目的に作られた「のとJIN」。ジンは素材のアップサイクルや社会貢献度の高いものも多いんだそう。珠洲産の柚子をメインにクロモジの小枝や榧(かや)の実で香りづけをしていて、まるでルームフレグランスのような、爽やかな木の香りがしました。
アテにはナムルや酢の物、煮物といったおばんざいを。どれもほっこりと優しい味です。
グルテンフリーな「豆腐グラタン」は、食物繊維を豊富に含むオオバコの粉を使用。血糖値を緩やかに上げてくれるんだそう。豆腐がふわっふわで豚肉やアボカドも入っているので満足感もあります。
料理のメニューは、全て糖質5g以下。実際の検証データを購入して参考にするなど、女将のゆうさんが持ち前の探求心で、エビデンスも確保しています。糖質を減らす代わりにたんぱく質を補うよう心掛けているそう。
本店と行ったり来たりの女将に代わって、主に店舗を切り盛りするのは、女将にスカウトされた店長のカオルさん。ちなみに店長オススメのジンは、シティハンターとのコラボラベルが楽しい光武酒造場 「XYGIN」なんだとか。
レトロ感漂う居心地のいい店舗で、低糖質な料理と多彩なクラフトジンの魅力を是非体感してみて下さい!
場所
サンテボーノ
(神戸市中央区中山手通1丁目4-14)
営業時間
12:00~23:00(L.O.22:30)
ランチ・カフェ 12:00~16:00
※混雑時の利用について
ランチ・カフェどちらかの利用は1時間制、ランチ&カフェ利用は2時間制、飲み&単品メニュー利用は2時間制
定休日
日曜日、祝日
駐車場
なし