神姫バスが『路線バス』のダイヤ改正と値上げ。神戸市内の路線など対象、シティループも
画像:神姫バス公式サイトより
神戸市など兵庫県南部でバスを運行する「神姫バス」が、10月1日(火)より、ダイヤ改正と運賃改定の実施を予定しているそうです。
画像:神姫バス公式サイトより
神姫バスが運行しているのは、神戸市など兵庫県南東部の「神姫バス」、緑が丘・押部谷エリアの「神姫ゾーンバス」、県西部などの「ウイング神姫」です。
現在認可申請中のダイヤ改正案では、加古川市・明石市・神戸市・三田市内で運行するバスを対象に、停留所の新設や増便・減便、運行本数やルートの見直しを行うみたいです。
ダイヤ改正
加古川・大久保エリア
18系統
朝時間帯に「高岡4丁目西~大久保駅前」を増便
※7時36分発を追加
13系統
「加古川駅/東加古川駅~土山駅南口」の運行取りやめ
12系統
新設。「加古川駅/東加古川駅→別府駅東」「別府駅南→東加古川駅/加古川駅」
停留所
新設:「別府駅南」 ※東加古川駅方面行きのみ
廃止:「西谷」「平岡小学校前」「高畑」「城の宮」「野添城3丁目」「野添北公園前」「蓮池小学校前」「西野添1丁目」「北野添2丁目」
明石・神戸市西区エリア
12系統(大久保駅~上岩岡・西神中央駅前)
13系統(明石駅~若宮団地/カワサキ前/西神中央駅前)
18系統(明石駅~西神工業団地(興亜池公園南))
26系統(宮下1丁目~ベルデ玉津~明石駅)
27系統(宮下1丁目~がんセンター~明石駅)
36系統(明石駅~三木営業所~社(車庫前))
快速38系統(押部谷栄~白川台~神戸駅南口)
82系統(西神中央駅~養田~三木営業所)
92系統(西明石駅~西神中央駅前)
明石市内各線(山手台・高丘・明舞団地等)
明石市~神戸市西区内各線(黒橋~学園都市駅線、西明石駅~王塚台線等)
宮下・水谷~神戸学院有瀬キャンパス~三宮~ポーアイキャンパス
→利用状況に合わせて運行時刻・行き先を見直し
神戸・三宮・ポートアイランド・USJ・淡路島・四国エリア
高速(三宮~淡路島(福良))
・淡路島内主要ICに停車する運行系統を増便(島内全区間で乗降可)
・神戸空港延伸便を拡充
高速(新神戸・三宮~徳島)
・新神戸発最終便の発時刻を繰り下げ
・徳島発の新神戸行きを拡充
高速(三宮~高知)
・運行日を拡充
平日朝運行 三宮~新港町
・運行を取りやめ
三田・神戸市北区エリア
高速(三田地区~大阪梅田(ハービス大阪)~新大阪駅)
・関西学院大学~千里ニュータウン~新大阪駅北口線に「箕面萱野駅」停留所を新設
・神戸三田アウトレット~大阪梅田(ハービス大阪)~新大阪駅線を増便
特急(三田駅~三宮)
・神戸空港発着便を増便
吉川図書館前~淡河本町北~三宮
・「淡河本町南」停留所を廃止
八多淡河バス(淡河~岡場駅/道場南口駅)
・運行内容を大幅に見直し
三木・社・西脇エリア
急行(西脇市役所~社(車庫前)~三宮)
・「小橋」停留所に追加停車
北播磨総合医療センター・三木営業所~三田駅
・運行を休止
・運行内容を大幅に見直し
15系統(三木営業所~淡河~三田駅)
115系統(北播磨総合医療センター~淡河~三田駅)
・運行を取りやめ
中国ハイウェイバス
・利用が多い時間帯にあわせて種別変更・時刻変更を実施
路線バスの運賃改定
10月1日(火)より一般路線バスの運賃も改定されます。「神姫バス」「神姫ゾーンバス」「ウイング神姫」の運行路線が対象です。
片道運賃は、ウイング神姫では現行170円~のところ、20~50円の値上げで改定後は「210円~」に。神姫ゾーンバスは40円アップで「200円」になります。
神姫バスでは、神戸市内均一区間は現行210円ですが「230円」と20円の値上げ予定。明石市内の均一区間は据え置きの「230円」で、これら以外は区間により異なりますが、据え置き~20円アップになるようです。
「NicoPa」では、チャージ時のプレミア率(普通10%・徳用25%)と乗継割引(大人の場合80円引き)ともに据え置きです。
運賃改定に伴って定期券も改定されます。変更されるのは改定日以降に発売されたものになるので、9月30日までに購入すると、定期の有効期間開始日が10月1日以降でも、改定前の金額になります。
画像:シティループ公式サイトより
神戸の観光スポットを1周約65分で巡る「シティループ」は、大人・小人ともに値上げされます。
1日乗車券、2日乗車券も改定されますが、9月30日までに発売された券は当面はそのまま利用できるみたいです。
シティループ運賃
大人
片道運賃 260円 → 300円
1日乗車券 700円 → 800円
2日乗車券 1000円 → 1200円
小人(小学生以下)
片道運賃 130円 → 150円
1日乗車券 350円 → 400円
2日乗車券 500円 → 600円
※9月30日までに発売した1日券/2日券はそのままご利用になれます(当面の間)。
バス事業者は、利用者の減少や運転士不足など、さまざまな理由から10月より値上げに踏み切っています。運行本数や時刻、ルートが変更されている場合もあるので、よくバスを利用する人は変更点をしっかりチェックしておきましょう。