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【横浜市鶴見区】矢向小学校6年2組、謎解きで商店街盛り上げ 多くの地域住民でにぎわう

タウンニュース

チェックポイントでヒントを伝える児童たち

鶴見区の矢向小学校6年2組の児童たちが11月27日と12月6日の2日間、矢向商店街を舞台にした謎解きまち歩き「ミステリーウォーク」を開催した。地元商店街を盛り上げようと企画した同イベント。両日ともに多くの地域住民らが参加し、商店街の関係者は「子どもたちがまちを盛り上げようと頑張ってくれて、本当にありがたい」と笑顔で語った。

このイベントは、同クラスの児童たちが今年度の総合的な学習の時間で「地域の課題を解決しよう」と取り組んできたもの。児童たちは日頃から馴染み深い矢向商店街の店主にインタビューを行い、最盛期には130店舗が加盟していた同商店街が今は63店舗に減少していることなどを聞き、「活気を取り戻す手伝いをしたい」とPRのイベントを考え始めた。

検討を進める中で、もう一つ地域の課題として知ったのが、「高齢者や子どもの運動不足」。そこで、商店街を楽しく巡ることでPRや運動不足の解消にもつながると、まち歩きを企画することになった。

「面白そう」な企画を考案

児童たちが重視したのは、「面白い」イベントであっても、「面白そう」と思ってもらえなければ多くの人に参加してもらえないということ。そこで、まち歩きに興味深いストーリーをつけようということになり、「参加者が探偵として怪盗からの挑戦状を受け、商店街に活気を戻すための謎解きに挑戦する」というあらすじを考えた。

開催に向けては児童たちがチラシを作成し、地域の様々な場所に掲示。そして当日は地域住民や保護者ら多くの人が参加した。

参加者たちは矢向六丁目公園をスタートし、同商店街の和菓子屋「松月堂」や「フラワーショップ花重」など6カ所のポイントを冊子片手に散策。謎解きにはクロスワードや店舗の看板から推測するものなど様々な問題が出され、各ポイントでは児童たちがヒントを授けていた。

また、冊子には店舗のリニューアル情報や「創業70年」など児童がインタビューで聞き取った情報も記載され、参加者たちが店舗で店主らと談笑する様子も見られた。

児童の1人は「お父さんお母さんだけじゃなくて、地域の人も参加してくれてすごく嬉しかった」と話し、矢向商店街協同組合の代表理事、長澤央夫さんは「子どもたちがまちを盛り上げようと頑張ってくれてとてもありがたい。私たちも頑張る元気をもらえました」と笑顔で語った。

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