客が食材を持ち込むことも!? 数量限定の季節タルトや5種のスパイスがクセになる梅ジュース【おやつカフェほし】射水・太閤山の気取らないカフェ
さわやかな初夏の風が気持ちいい季節。でも、少し湿気が高くなってきて、梅雨の気配も感じるようになりました。
じとっとした日にはお気に入りのドリンクとスイーツでまったりと時間を過ごしたいという人も少なくないのではないでしょうか。
行きつけのカフェで日常の延長上で楽しむ派の人にとっても、普段はあまり行かないカフェで冒険してみる派の人にとってもぴったりの店が富山県射水市にあります。
場所は、太閤山の住宅街の中。
アットホームな空間で、季節限定の菓子やドリンクなど、丁寧な手仕事の味に浸ることができます。
民家をリノベーション アットホームなおやつカフェ
緑がほどよく残る小高い丘に住宅が整然と並ぶ射水市太閤山の住宅街。
その中心部、富山県立大学すぐ近くの閑静なエリアにある「おやつカフェほし」です。
民家をリノベーションして作られた店内には、テーブル席が12席。
青々と茂る木々を愛でながらこだわりのスイーツとドリンクをいただいていると、なんだか友達のおうちに遊びにきたかのような気持ちになります。
ちなみに、「おやつカフェほし」という店名は、気取らないスイーツ、普段使いで楽しめるおやつを提供できたらという想いでつけたんだそう。
旬の食材を“普段使い”のおやつで「季節のタルト」
人気商品「季節のタルト」は、普段使いのおやつとしてリーズナブルな価格で楽しめます。
値段を抑えてはいますが、味は本格的。
旬のフルーツや珍しい食材を使ったものも多く、バリエーションも豊富。訪れるたびに新鮮な味を楽しめます。
「地産地消だったり、旬のものを使ったりしているので、期間限定商品がほとんどなんです。なかには、お客さんから食材をいただくこともあって」
店主が笑顔で教えてくれます。
この店の手作りスイーツで味わいたいと、わざわざ食材を持ち込まれる人もいるんだとか。
「『長野行ってきたらから、ルバーブ買ってきたよ』とか…ここに持ってきたらおいしいお菓子になると思ってくださっているのか、うれしいですね」(店主)
旬のものを手作りするからこそ…一期一会の味わい
素材の味を生かすことを第1に考えて作られた手作りタルト。
店内の冷蔵庫には2~3種類が並んでいますが、旬の食材を使っているだけに日替わりのものもあり、一期一会の味わいになることも。
この日は、「ルビーレッドキウイタルト」「オレンジタルト」「国産レモンタルト」というラインナップで、そのなかから「オレンジ」をチョイスしてみました。
オレンジ本来の香りと甘さ、ほんのりと漂う酸味が絶妙なおいしさ。タルト台は店主が大好きだというクッキーを使った生地でサクサクの食感です。
しっとりとした生地との相性も楽しみながら、ペロリと食べられちゃいます…が、あっという間の完食はもったいないので、ちょっとずつ噛みしめながら堪能しました。
ニューサマーオレンジの手作りジャムがのったカナッペも、オレンジのさわやかな甘味が口いっぱいに広がってもう1枚食べたくなります。
誕生日には特製タルトのオーダーもOK
特別オーダーでバースデータルトを提供することもあります。
こちらは、いちごのオリジナルタルト。
素材を生かしたお菓子づくりと居心地の良い空間から生まれる「おやつカフェほし」のスイーツに、家族がよろこんでいる姿が目に浮かびます。
素材を味わう手作りドリンクやジャムも
タルト同様、旬の素材を使って作ったドリンクも多く、伊豆の甘夏を使ったサイダーやゆず茶のほか、スパイスを調合したオリジナルチャイなどもあります。
初めての来店だと迷うこと必至…。
迷いに迷った挙句、「スパイス梅ソーダ」を注文しました。
グローブ・シナモン・スターアニス・カルダモン・ジンジャのスパイスを入れて作ったという梅ジュースのソーダ割り。
5種類のスパイスはそれぞれのバランスが絶妙で、梅の香りと、スパイスのほどよいパンチはクセになる味わいです。
店主が大好きなクッキーやジャムも販売しているほか、イベント出店も多い「おやつカフェほし」。
数量や期間限定商品が多いので、お見逃しなく。
【おやつカフェほし】
住所 富山県射水市太閤山5-6
営業時間 10:00〜16:00(火・水・木・土曜)、10:00〜18:00(金曜)
定休日 日・月曜