トム・ハーディとアーロン・テイラー=ジョンソンが共演、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』監督と北欧ミステリ『その雪と血を』映画化でタッグ
『ヴェノム』シリーズの主演で知られるトム・ハーディと、『ブレット・トレイン』(2022)などに出演しているアーロン・テイラー=ジョンソンが、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)で監督を務めたキャリー・フクナガと、北欧ギャングの抗争を描く『Blood On Snow(原題)』でタッグを組むことが明らかとなった。米が報じている。
ノルウェー出身のジョー・ネスボによるミステリ小説『その雪と血を』(早川書房)に基づく映画化。物語の舞台は1970年代、クリスマス前夜のオスロ。冷酷な殺し屋だが、揺るぎない道徳観と知性を複雑な幼少期に培ったオラフは、ギャング組織を率いるホフマンから彼の妻を殺すよう命じられる。自身の信念と忠誠心の板挟みになったオラフは引き金を引く代わりに、ホフマンの次のターゲットになるような計画を練り、安全な場所を失ったオラフはオスロのギャングが抗争を繰り広げる中で危険な同盟を結ぶ……。
テイラー=ジョンソンはオラフ役で主演する。ハーディはオフマンとライバル関係にあるギャング組織のボス、フィッシャーマン役を演じる。ホフマン役のキャスティングは明かされていない。
原作者のネスボが映画で脚本を担当し、『ミュンヘン:戦火燃ゆる前に』(2021)のベン・パワーが改稿する予定。ネスボの小説を基にした『ヘッドハンター』(2011)『スノーマン 雪闇の殺人鬼』(2016)が公開されているが、ネスボが映画の脚本を手がけるのは初となる。
ソニー・ピクチャーズが展開する『スパイダーマン』関連映画『クレイヴン・ザ・ハンター』に出演しているテイラー=ジョンソンと、同じくソニーが製作する『ヴェノム』シリーズに主演するハーディの共演で、クレイヴン役とヴェノム役が別の世界でクロスオーバーするとも言える注目企画だ。監督を務めるフクナガは、米HBOの人気ドラマ「TRUE DETECTIVE」(2015-)シリーズで製作総指揮を務め、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017)では脚本を担当。これまでに『ジェーン・エア』(2011)『ビースト・オブ・ノー・ネーション』(2015)などを手がけたフクナガは、初めて超大作でメガホンをとった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を大ヒットに導き、今後の活躍が期待されている。
プロデューサーにはフクナガとネスボ、ハーディ、「TABOO」(2017)のディーン・ベイカー、『THE INFORMER/三秒間の死角』(2019)のニクラス・ソロモンソンらが名を連ねる。
トム・ハーディとアーロン・テイラー=ジョンソン、キャリー・フクナガが豪華タッグを組む『Blood On Snow(原題)』は、2024年後半に撮影開始予定。
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