意外なアイテムを切るだけで?→「迷子の服が探しやすくなる」「クローゼットで大活躍」
洋服が増えるとクローゼットのハンガーパイプがいっぱいになって、「着たい服がすぐに見つからない」なんてことはありませんか? じつは自宅に余っていた意外なものを使うことで、クローゼットを使いやすく整理することができるんですよ。
着たい服がすぐに見つからない問題
シワになりやすい服やたたむのが難しいアウター以外にも、頻繁に着る服はハンガーで収納すると時短になりますよね。筆者もたたむ時間を節約したくてなるべくハンガー収納にしていますが、そうなるとパイプに洋服がいっぱいで目当ての服が見つけづらくなってしまいました。
時短のつもりで始めましたが、洋服を探すのに時間がかかるのでは本末転倒です……。
そこで、たくさんのハンガー収納の中から着たい服がすぐに見つかる方法がないか調べてみたところ、クリアファイルを使ったクローゼットの整理法が見つかりました。
クローゼットを使いやすく整理しつつ、余っていたクリアファイルの有効活用までできるなら願ってもないチャンス! 実際に試してみたいと思います。
クローゼットの賢い整理法とは?
材料と道具
・A4クリアファイル……必要な枚数を準備
・はさみ
・定規……できれば30cmのもの
・ボールペン
やり方
1.クリアファイルの繋がっている短いほうの辺を手前にして置き、指ぬき部分(半円状に切れている部分)の下辺りに横線(写真では赤い線)を引きます。
※指抜きの位置は各メーカーによって若干異なります。
2.つぎに、クリアファイルの真ん中に縦線を書きます。仕上がりに影響するため、ちょうど中心になるように定規でしっかり測ってから線を引いてくださいね。A4のクリアファイルでは端から11cmのところになります。縦線は一番下まで引く必要はありません。
3.1と2で書いた線が交わるところが中心になるように円を描きます。円の大きさは、お使いのハンガーパイプの太さに揃えます。
フリーハンドでもOKですが、ガイドがないと描きづらいという方へのおすすめは「ペットボトルキャップ」をガイドに使う方法です。ペットボトルキャップの上にクリアファイルを置き、ハンガーパイプの太さを考慮して調節しながらなぞると、ラクにちょうどよい大きさの円を描くことができました。
4.1で書いた横線に沿ってハサミを入れ、円のところまできたら3で描いた円に沿って丸くくり抜きます。切るのは写真の赤い線のところだけなので、ご注意くださいね。
円をくり抜いたら作業完了です。
完成したクリアファイルを横線の切り込みからクローゼットのハンガーパイプに通して、完成!
……のはずが、実際に通してみたら上部が当たってうまくつけられません!
わが家のクローゼットハンガーの形に合うように、調整が必要ですね。
必要に応じて調整して!
クローゼットのサイズや形状は各家庭で異なるため、通常の作り方でうまく入らない場合には調整が必要になります。
わが家のクローゼットではてっぺんと両サイドの上部がぶつかっていたので、スムーズに入るようにその部分を切りました。
調整後のクリアファイルを改めてハンガーパイプに通したところ、今度はピッタリです!
これで、ハンガーパイプに整理しやすい便利な仕切りがつきました。
実際に使ってみたところ、通しただけでは服の出し入れの際にクリアファイルが外れてしまうことがありました。パイプに通したあと、横線の切り込みをセロハンテープなどでしっかり貼り合わせておくと安心だと思います。
洋服の種類ごとの仕分け収納が可能に
クローゼットのハンガーパイプに見やすい仕切りがついたことで、洋服を種類別に仕分け収納できるようになりました。まずは、「よく着る服」を集めてこちらのクリアファイルで仕切っておけば、しまうのも探すのもラクになりますね! ほかにも、「アウター」、「パンツ」、「スカート」などの種類別に分けると見つけやすくなり、洋服の行方不明がなくなりますよ。
クローゼットを快適に使うためにクリアファイルを活用するという、目からウロコの裏ワザでした。みなさんもぜひお試しください!
鈴木杏/ライター