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『マダム・ウェブ』脚本、「撮了の頃には別物に変わっていた」とダコタ・ジョンソン ─ 不名誉ラジー賞で怪我の功名も?

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ソニー・ピクチャーズによるマーベル映画は不名誉な作品となった。主演のダコタ・ジョンソンは、官能的な『フィフティ・シェイズ』シリーズのイメージから大作映画の顔としてステップアップを果たすべき機械だったが、作品評価と興収成績では大苦戦。ネガティブな言説が付きまとうこととなり、ジョンソンはその年の不名誉な映画を決めるゴールデンラスベリー賞で「最低女優賞」が贈られてしまった。

しかし、ジョンソンにとっては“怪我の功名”とでもいうべき出来事もあったそうだ。ラジー賞受賞者に仲間入りしたことで、憧れの大先輩から連絡をもらえたという。「実は最近、メッセージのやり取りを……というか、ボイスメッセージをもらったんです。サンドラ・ブロックから」と、米ポッドキャストの「」で明かしている。

「ご存知ないかもしれませんが、実は私、ラジー賞の最低女優賞を獲っちゃったんですよ」。そう話すと、番組ホストから「それは良いことですよ!あの賞を獲った人には良い人たちがたくさんいますから!」と励まされたジョンソン。「なんの映画だったんですか?」と尋ねられると、「すごく良い映画で、『マダム・ウェブ』っていうんです」と冗談っぽく答えた。

「それで、サンドラ・ブロックが私にボイスメッセージを送ってくださったんです。“ラジー賞クラブに加わったそうですね。というわけで、一緒にブランチでもどうですか?月イチで行きましょう”と。彼女は、オスカーを獲ったのと同年にラジーも獲っているんですよね、たしか。

彼女からそんなメッセージが届いた時は、震えましたよ。映画スターとして、すごく憧れの存在でしたから。“え、ヤバい!”って、あれはほんとヤバかった。」

ジョンソンはこの頃、『マダム・ウェブ』の内実を仄めかすようになっている。でも「残念ながら『マダム・ウェブ』では、途中で別のものに変わってしまった。その時点で私は、ただ乗り物に乗っているだけという状態になってしまった」と振り返っていたジョンソンだが、今回も同様の説明を行なっている。映画が「どうなっていくかは、コントロールができない。そんなことができる監督や役者は稀で、そうですね、トム・クルーズならできるかもしれない。でも、私はそうでない。私が契約した映画は、撮影が終わる頃には全く別の脚本になっていた」というのだ。

その胸の内は複雑だ。「自分の身体と精神、心と感情を扱って仕事をしていたら、それが奪われ、弄ばれてしまった。でも、それに対して自分では何もできない。どうすればいいの?『マダム・ウェブ』について泣くべき?そんなわけないですよね」。

ちなみにジョンソンの言うように、サンドラ・ブロックは2010年、第82回で『しあわせの隠れ場所』で主演女優賞を受賞し、同年『ウルトラ I LOVE YOU!』ではラジー賞最低女優賞も同時受賞した。その後もブロックが大活躍を続けていることはご存知の通り。未来予知のパワーをもつヒーローを演じた『マダム・ウェブ』のジョンソンも、今後輝かしい“未来”が待っているはずだ。

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