ゴツプロ!が6年ぶりにメンバーだけでの公演『たかが十年の祭り』を上演 海を渡ろうとガムシャラに生きる男6人の物語を描く
2024年12月18日(水)より下北沢 ザ・スズナリにて、ゴツプロ!第十回公演『たかが十年の祭り』が上演されることが決定した。
本作は、十回公演を迎えるゴツプロ!の軌跡や、北投アートフェスティバルの地である温泉街のことなど、等身大の思いを戦中の温泉街に織り交ぜながら、荒波に立ち向かい、海を渡ろうとガムシャラに生きる男6人の物語。東京夜光主宰の川名幸宏が脚本・演出を務め、ゴツプロ!メンバーの塚原大助、浜谷康幸、佐藤正和、泉知束、渡邊聡、そして44北川が出演する。
本公演は東京公演のほか、【台湾・台北】北投アートフェスティバル (2024年12月27日~29日/ 2025年1月3日~5日台湾戯曲センター)への参加も決定している。
作・演出 川名幸宏 コメント
ゴツプロ!さんの記念すべき第十回公演の作・演出を、私のような若手に託していただけること、誇りに思っています。
そんなに私、若くもないのですが…。でも、ゴツプロ!のお兄さん方とお話ししていると清々しいぐらい後輩でいれます。
と同時に、包み隠さず言えば、重圧です。
ゴツプロ!の皆さんの演劇に対するピュアさ、まっすぐさ。
自分が演劇に触れ始めたあの頃のドキドキを、鮮明に思い出させてくれる。
先輩ですけど、演劇への思いや熱量が18歳みたい。
だからこそ、男6人、40歳を過ぎてこの素直な気持ちで劇団を始めることがいかに無謀か、そして十回公演まで重ねることがいかに壮絶なことか、演劇界の片隅の私でも容易に想像できますし、この純粋無垢な演劇活動こそが、ゴツプロ!が愛されている理由でしょう。
そんな憧れの演劇おじさんたちの第十回記念公演が、もし面白くなかったら、後を追う我々の未来がありません。
そんな未来への重圧と勝手に戦いながら、執筆を進めています。
プロデューサー 塚原大助(ゴツプロ!主宰)コメント
早いものでゴツプロ!十回目の公演となります。
久しぶりにメンバーだけの公演、初めてのザ・スズナリでの公演、そしてコロナ禍を経て四年ぶりの台湾での公演が実現します。
今作品『たかが十年の祭り』は、台湾で最も有名な温泉地として発展し、日本と歴史的にも文化的にも繋がりが深い台北市北投区で開催され今年で五年目となる『北投アートフェスティバル』に参加いたします。脚本・演出の川名幸宏氏と北投の地へ実際に足を運び、街を歩き人々と交流を図り見聞を深めてきました。
四十代で劇団を立ち上げ、本多劇場進出、地方公演、海外公演の実現と、毎年挑戦を繰り返してきたゴツプロ!も、いよいよ十回公演を迎えます。そんな我々が歩んできた軌跡と、新たな北投区との出会い、そしてこれまで培ってきた台湾の仲間たちとの交流がこの作品で融合します。
今公演は演劇を通した国際交流、異文化交流を理念に掲げ進んできたゴツプロ!にとっての再出発となり、また日台の演劇界の繋がりが更に強化され発展していく為の大きな一歩になると確信しています。
ゴツプロ!第十回公演『たかが十年の祭り』【CM動画_1】