旭区役所とNPO法人 公園運営の協定締結 民間の力で魅力向上へ
旭区は1月23日、NPO法人ハマのトウダイ=岡部祥司、栗原聰共同代表=と、公園の魅力向上を目的とした取組に係る連携協定を締結した。民間団体が携わることにより、愛護会などが行っている公園管理の負担軽減や、イベント開催による地域活性化を図る。
ハマのトウダイは、横浜市内などで公園や商店街などでのイベントや、放課後キッズクラブの運営に携わっている団体。旭区内では川井小学校と都岡小学校の放課後キッズクラブを運営する。
今回の協定は、3月下旬に開園予定の「中尾町かがやき公園」(旭区中尾1の51の15)の運営に関して同団体からの提案で結ばれた。
協定に関して、同区役所区政推進課の担当者は「民間団体の力を借りて、公園を色んな人が集める場にしていきたい」と目的を説明する。
イベントで交流
協定締結の背景として同担当者は「自治会の、特に若い人の加入率低下が課題としてあった」と説明する。そこで、公園をフィールドとしてイベントを積極的に行い、多世代が交流できるようにする狙いだ。「交流をきっかけに、地域活動の担い手がでてきてくれれば」と期待する。
同公園の広さは2537平方メートルで、周辺エリアでは最大という。キッチンカーも入れる設計で、多様なイベント開催が期待できる。
管理の負担減を
加えて、公園管理の負担も課題だった。「地域の公園愛護会によるごみ拾いや剪定というボランティアが運営の前提になっている」という。同担当者は「将来的に協定を基に地域住民の負担を減らせれば」と今後を見据える。
今後は同公園の運営に関して、ハマのトウダイに協力を仰ぎ、将来的に旭区が管理する全域の公園への展開を視野に入れる。