甲子園口|辛さが癖になる「妖怪カレー」と紫色の「美妖スムージー」!
みなさんは「妖怪」についてどれだけ知っているでしょうか。
Wikipediaによれば、「日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象、あるいはそれらの現象を起こす不可思議な力を持ち、科学で説明できない存在のこと」とされています。
各地に伝説が残っている「河童(かっぱ)」や、水木しげる先生の人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などでもおなじみですよね。
ちなみにテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌、「ゲゲゲの鬼太郎」には「おばけにゃ学校も 試験もなんにもない」というフレーズが出てきます。
筆者は「妖怪とおばけは違うのになぁ」と思っていましたが、Wikipediaによると、「本来あるべき姿や生きるべき姿から大きく逸脱し、変化した姿のこと」を「おばけ」と呼ぶそうです。そう考えると、デカいカボチャのことを「おばけカボチャ」っていうのも納得です。
さらに調べると「おばけ」には「妖怪」や「幽霊」、場合によっては「妖精」も含まれるため、筆者の認識が誤っていた様子。ついでになりますが、「妖怪」は生きていて、「幽霊」は死んで霊になったものなので覚えておきましょう。
さて今回は、そんな妖怪グルメが楽しめる、その名も「ねずみ女が作る妖怪カレー」さんをご紹介します。
2024年4月6日オープン!
お店は、JR「甲子園口駅」から南へ徒歩 2分、甲子園口ほんわか商店街にあります。「てんてこ 本店」さんのお隣です。
店名が店名だけに、何やら妖気を感じますね、父さん。
2024年4月6日にオープンされたお店ですが、早くもメディアの常連みたいになっています。
妖気を感じつつも店内へ。
店内はカウンターのみ。今回は開店を待ってお邪魔したので一番乗りでした。
明るいオーナーさんが満面の笑みで出迎えてくださいます。
さっそくメニューです。
看板メニューの「妖怪カレー」をはじめ、夜限定の「妖貝焼き」、魅惑の「美妖スムージー」などオリジナルメニューがズラリ。
カレーのトッピングなども充実しています。
ねずみ男のように悩みましたが、最初なので看板メニューの「妖怪カレー」と、どうしても気になったので「美妖スムージー」をお願いしました。
できあがるまでしばらく待ちます。
店内には、ねずみ男を中心に妖怪グッズがたくさん。
有名人のサインなんかも飾ってあります。
西宮市で結成されたロックバンド「キュウソネコカミ」のサインもありますね!
いろいろとお話を聞かせていただきましたが、オーナーさんは実にエネルギッシュ!
昼はカレー屋さん、夜はスナックを経営し、さらに劇団員もされている様子。顔の広さが人脈の広さにつながっている感がすごい!
…と、カレーが完成したようです!
辛さが癖になる「妖怪カレー」!
おー! これはド迫力!!
想像以上のボリュームと、スパイシーな香りに食欲が刺激されます!
専用のカレー皿のインパクトもすごい!
おなかも減っているのでさっそくいただきましょう!
これは…うまい!
確かに辛いんです。辛いんだけど、耐えられるか耐えられないかというレベルではなく、ホントにちょうどいい辛さ。いや、辛いんですよ?
オーナーさんが「辛さはどう?」と聞いてくださったので、辛いけど食べやすいとお伝えしたところ、開店時は倍の辛さだったようです。
「辛すぎる!」という声が多かったため、いろいろ調整を行い、現在の辛さに落ち着いたものの「前のほうがよかった!」という声もあるとか。
なのでテーブルには、さらに辛くできるようにスパイスが置いてありました。
ちょっとかけただけでも結構辛いのでご注意を! でもおいしい!
寸胴でじっくりと煮込まれていて、すじ肉などの具材も実にやわらかい。ライスの量もかなりあります。そして気になるのが…
このめちゃデカいじゃがいも!
筆者は北海道でじゃがいもが丸ごと入ったカレーを食べたことがありますが、それ以上のデカさ!
ホックホクでボリュームも満点です。
食べやすいカレーですが、辛いのは辛いので福神漬けがいい仕事をします。
甘さが際立つ味付けなので、舌休めにも味変にも活躍するユーティリティープレイヤー。
紫色の「美妖スムージー」!
そして「美妖スムージー」が登場!
紫色の怪しい感じがたまらないドリンクですが、さっそくいただきましょう!
おー! これは…ブルーベリー!?
甘いスムージーに仕上がっていて、辛さでちょっと疲れた口の中を優しくコーティングしてくれるような感じ。
美容効果が高く、目にも優しいので、体の内側からもキレイになれますね。
味わいはもちろん、カレーのカプサイシン効果とブルーベリーの美容効果でキレイになれるセットでした。
ごちそうさまでした! おいしかったです!
筆者の胃袋力は回転寿司10皿分弱ですが、「ねずみ女が作る妖怪カレー」さんの「妖怪カレー」と「美妖スムージー」をいただくと、もうおなかいっぱいです。妖怪カレーはライスが多めなことに加え、じゃがいもにもボリュームがあるのできっと満足できるはず。それでもまだ食べられる人には「ライス大盛り」やトッピングなども用意されているのでご安心を。「美妖スムージー」との相性も抜群でした!
家族経営のアットホームなお店
今回は、JR「甲子園口駅」から南へ徒歩 2分のところにある「ねずみ女が作る妖怪カレー」さんをご紹介しました。
筆者がお邪魔した時は、オーナーさんとお孫さんがお店におられましたが、息子さんと3人で経営されているお店のようです。かなり前にはなりますが、以前は西宮北口近辺でお店をされていたこともあるとか。その時も「ねずみ女」を全面に押し出したお店をされていたそうです。
オーナーさんとのお話もとても楽しく、ゆっくりさせていただきました。辛くおいしいカレーと、明るいオーナーさんが魅力のお店です。テイクアウトにも対応されているようですので、ぜひ足を運んでみてください!
次回は「ぶっかけ妖怪カレーうどん」も食べてみたいと思います!
※価格、営業時間、メニューなどは当時のものです。詳しくはお店でご確認ください。