冬は“洗剤カス”が固まりやすい…。見落としがちな「洗剤ケース」の掃除法→「こびりついた汚れが落ちる」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)のaidogです。洗濯機の洗剤ケース、開けてみると意外と汚れていませんか? 特に冬は水温が低く、粉末洗剤や液体洗剤がうまく溶けずにカスが残りやすい季節です。このカスがカビや悪臭の原因になることも。そこで今回は、簡単に洗剤ケースをピカピカにする掃除法をご紹介します。
冬は洗剤が溶けにくい? 見えない汚れが溜まりやすい理由
冬は水が冷たくなることで、洗剤がしっかり溶けずに残ってしまうことがあります。特に粉末洗剤は溶けにくく、洗剤ケースの中で固まりやすいのが特徴です。そのまま放置すると、洗剤のカスがこびりつき、カビやヌメリの原因になってしまいます。また、柔軟剤を入れるケースも注意が必要です。液体が乾きにくく、汚れがたまりやすいため、詰まりやニオイの原因になりがちです。こうした汚れを防ぐためにも、冬の間はこまめに洗剤ケースを掃除するのがおすすめなんです。
洗剤ケースの汚れを効果的に落とすには?
洗剤ケースにこびりついた汚れを落とすには、「お湯」を使うのがポイントです。温かいお湯を活用することで、こびりついた洗剤カスをふやかし、汚れをスムーズに落としやすくなります。特に冬は水が冷たく、汚れが落ちにくいので、お湯を使った掃除が効果的です。
お湯を使った洗剤ケースの掃除手順
お手入れに使うもの
・40℃くらいのお湯(汚れを浮かせて落としやすくする)
・古い歯ブラシ(細かい部分の汚れをかき出すのに便利)
・中性洗剤(ウタマロクリーナーなど、汚れがひどい場合に使用)
・クロス
手順⒈ 洗剤ケースをお湯につける
洗面台ボウルやバケツなどを使ってお湯をためます。洗剤ケースを取り出し、お湯の中に10分ほどつけ置きします。
こうすることで、固まった洗剤カスがやわらかくなり、落としやすくなります。
手順⒉ 歯ブラシで細かい部分をこする
ケースの角や奥まった部分は、古い歯ブラシを使って汚れをかき出します。柔軟剤ケースの穴や隙間もしっかり掃除しましょう。
手順⒊ しっかりすすいで乾かす
しっかりすすぎ、完全に乾かしてから元に戻します。しっかり乾燥させることで、カビの発生を防げます。
手順⒋ 洗剤ケースの差し込み口やその周辺の拭き掃除
洗剤ケースを元に戻す前に、差し込み口やその周辺の汚れも忘れずに掃除しましょう。お湯で濡らした布でホコリや洗剤の残りを拭き取ります。汚れがひどい場合は、中性洗剤をつけた布で拭くとスッキリします。最後に完全に乾かしてから、洗剤ケースを戻しましょう。
洗剤ケースをキレイに保つために
洗剤ケースの汚れは見落としがちですが、特に冬は溜まりやすいので注意が必要です。汚れを防ぐためにも、月に1回の掃除を習慣にしましょう。お湯を使えば、こびりついた洗剤カスもスムーズに落とせます。定期的なお手入れで、清潔な洗濯環境をキープしましょう。
aidog/ハウスキーピング協会認定 お掃除スペシャリスト クリンネスト1級取得・時短家事スペシャリスト