スパイス香るBBQソースと甘めタルタルの引力♡『NATIONAL』的トルコライス 神戸市
阪急王子公園駅の南にオープンした『トルコライス NATIONAL』(神戸市灘区)は、ひと皿に色々な料理が盛られたトルコライスの専門店。ランチ営業で、売り切れ次第終了のスタイルをとっているので、連日15時半ごろには営業終了。土日には行列ができる人気ぶりです。
築70年の建物をシンプルモダンによみがえらせた店舗は、ガルバリウム鋼板と黄色い「トルコライス」の看板が印象的。通りを歩いていると比較的すぐに見つかります。
店内には細長いスペースを利用したテーブル席が、奥にはグループで利用できる大きなテーブルもあります。
店主の田中さんが、ヴィンテージショップやがらくた店を回って探し集めたというインテリアは、ひとつひとつにストーリーがあり、別々に買い集めたものでありながら、統一感を感じるから不思議です。
壁に掛けられたシンボリックな絵は、田中さん自身が加工した「最後の晩餐」のレプリカ。よーく見ると、登場人物の名前や表情が書き込まれ、遊び心たっぷりです。
組合せで選ぶメニューの中から、今回は「NO.5」をお願いすることに。オーバルのお皿にはターメリックライス、サラダ、ナポリタン、その上にドーンと盛られたのはエビフライ、ビフカツ、ハンバーグの3種類です。
トルコライスのルーツは長崎ですが、特に定義はなく自由度が高いんだそう。ご飯の種類がカレーやハヤシライス、ピラフのお店もあれば、ソースもさまざま。
『NATIONAL』的トルコライスは、ご飯にターメリックライスを使用。そしてBBQソースはたくさんの野菜と果物をベースに、自家製の燻製トマトソースと地元・王子公園のプリンセスソースをブレンドしたフルーティーな味。そしてスパイスのいい香り♪
タルタルソースはたっぷりとピクルスが入った少し甘めの味わい。下に回し掛けてあるBBQソースと混ざり合うのですが、それがなんだか癖になる美味しさ!あえて混ぜて、具材と一緒に食べるのもオススメだそう。
具材で印象的だったのはビフカツ!適度なレア感で脂っこさがなく、柔らかでありながらしっかりと肉を感じます。それもそのはず、同じ通りにある精肉店「ミート神戸」から仕入れる上質なハラミを使い、余分な脂とスジを取り除く丁寧な下処理を行っているんです。たっぷりとソースを絡めた肉にライスが止まりません!
癖になる味わいにパクパクと食べ進め、お腹いっぱい大満足!男性のお客さんが多いと感じたのもこのボリューム感なら納得です。
一緒に働くスタッフは、田中さんの前職「J.S. BURGERS CAFE」からの付き合い。ポンポンと会話しながら、あうんの呼吸で厨房やホールを分担する良いコンビです。そんなメンバーと目指すのは「地元に根ざしたお店になること」。
ハッピーオーラ漂う『NATIONAL』的トルコライスを一度食べたら、癖になること間違いなし!是非お腹を空かせて行ってみてください。
場所
トルコライスNATIONAL
(神戸市灘区王子町1丁目2-17)
営業時間
11:00~売り切れ次第終了
定休日
火曜日
※その他、不定休は公式Instagramでご確認ください