3月2日に発表する米国アカデミー賞3部門ノミネートの『野生の島のロズ』から目が離せない!
毎週・木曜日の深夜1時30分から北海道・札幌のエフエムノースウェーブで放送されている、矢武企画制作・映画専門ラジオ番組「キャプテン・ポップコーン」の内容をSASARU movieでも配信!
キャプテン・ポップコーンこと矢武企画が映画の情報はもちろん、映画に関係するまちの情報をお届けします。
2月13日(木)に放送された「キャプテン・ポップコーン」は、『大きな玉ねぎの下で』、『野生の島のロズ』、『愛を耕すひと』、『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』をご紹介!
キャプテン・ポップコーンは、番組放送後スマホのアプリやインターネットで聴けるradikoのタイムフリー(有料)で聴くことができます!
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※提供:キャプテンポップコーン
この記事では2月13日(木)放送の内容をお届けします。
1月27日に、番組パートナー企業のトータルデザインサービスが主催した『大きな玉ねぎの下で』学生限定映画試写会。
そこで投稿された学生さんの感想を厳選して7つご紹介させていただきます!
①大学1年生:オレンジさん
スマホが普及している今だからこそ、手紙で何か伝えるという行為の大切さを知ることができる映画でした。好きな人と観たいです!
②大学4年生:きづくさん
ただの偶然と思うことが実は運命なのかもしれないと思わせてくれました。とても面白かったです。
③大学1年生:みーさん
言葉って素敵だな。SNS がない時代を過ごしてみたいなとも思いました。
④短大2年生:さゆきさん
色んな伏線回収がされてとても面白くて感動しました。私も友人や恋人や家族の誕生日には手紙を書いています。より相手に想いが伝わる手書きの文字の物語として、とても素敵でした。
⑤大学2年生:まっちゃさん
ネットを使っていると誹謗中傷などが溢れていて嫌なことを目にすることが多いけれど、この映画は顔を知らない誰かを想うことで誰かのために生まれたのなら生きなくちゃと思わせてくれるような映画でした。
⑥小学6年生:ペンネームさん
胸キュンの恋愛ではなく感動的な恋愛だったので良かった。
⑦大学2年生:匿名希望
今は、SNS が普及して手紙を書く機会がないですが、手書きの文字での方が想いが伝わりやすいので、家族や友達に感謝の気持ちなどを伝えてみようと思いました。
矢武:SNSやインターネットに疲れてアナログのコミュニケーションを羨ましがる傾向が多かったかなと思いました。アナログもデジタルも良いさじ加減で活用していきたいと思います。
映画『大きな玉ねぎの下で』は札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、帯広で絶賛上映中です!
「カツオ節のゆーへい、どきどきっ映画くじ」のコーナー#42
このコーナーは全国大会で大阪府知事賞を受賞した「やぶやぶ節」がインターネットと平岸直売店で好評販売中のカツオ節の富樫政雄商店・ゆーへいさんに映画館での劇場体験、そしてクジで引けなければ観なかったであろう映画を運命的にマッチングするコーナーです。
前回引き当てたのは、映画『野生の島のロズ』。
この映画はピーター・ブラウンの童話「野生のロボット」シリーズを原作に描くドリームワークス・アニメーション30 周年記念の最新作です。
ある嵐の晩、人間をサポートするプログラムがインストールされた最新型アシストロボットが、箱に入った状態で無人島へと流れ着く。偶然にも起動ボタンを押されて目を覚ましたROZZUM(読み:ロッザム)7134。
そのロボット・自称ロズは、誰もいない大自然の中で人間からの命令を求めて歩き出す。しかし、動物ばかりなので命令を出す者はおらず、島の中をさまよっていた。
ある日、鳥の雁の卵を見つけて孵化させ、ひな鳥から「ママ」と呼ばれたことで、思いもよらなかった変化の兆しが現れる。無人島に漂着した最新型ロボットのロズが、大自然の中で野生動物たちと共に生き抜こうとする物語です。
監督などを手掛けるのは『リロ&スティッチ』(02)などのクリス・サンダース。
日本語吹替版キャストは、綾瀬はるかや柄本佑。
矢武:ゆーへいさんはどうでしたか?
ゆーへい:感情をあんまり持ってなかったロボットのロズが、雁の子ども・キラリを育てる過程で、親としての愛情など心を持ち始めることで、表情も子供も変化していく自然と涙が出るような感動的な物語でした。
矢武:綾瀬さんのシステム的な喋り方良かったですよね。
ゆーへい:最初はシステム的で、徐々に人間らしくなっていく様子が印象的でしたね。
矢武:気持ちの表現は、動作と目の部分、シャッターのみでありながら、繊細な感情表現と壮大な自然描写が高い評価を得ている作品です。
ゆーへい:ロズが野生の動物たちと共に困難に立ち向かう姿は、現実社会においてAIやロボットと共生する未来の理想のあり方を、明るく照らすような温かいメッセージが込められていたと思います。
矢武:キャラクターも動物の服でユニークで可愛いし、イオンシネマでは限定グッズを販売しているので、ぜひお買い求めください!
ゆーへい:ロズという自身の名前を得て、キラリに名前を与えることでアイデンティティを確立し、母親になっていくという物語だったと思うのですが、キラリに飛び方を教えるシーンは、まるで子どもに自転車の乗り方を教えているようでとても印象的でした。 野生の動物たち、ロボットが協力して暮らすことで良いコミュニティを作っていくことを見せる事で多様性や多様性の尊重といった大切なメッセージが込められているように思います。
矢武:今作は、iMAX、ScreenX、4DX、そしてDolby Cinemaのラージパッケージも上映されてました。
ゆーへい:今回、Dolby Atmos®で鑑賞しましたが、季節ごとに変化する雄大な自然や動物たちの細やかな描写が美しく、音の臨場感に引き込まれました。Dolby Atmos®で鑑賞するのに最適な作品だと思います!
矢武:今回、Dolby Atmos®で鑑賞している子どもも結構多かったので、4DXでも楽しめる作品だと改めて感じました! アニメーション界で権威あるアニー賞で作品賞を含む9 部門を受賞。アカデミー賞の長編アニメーション部門の有力候補!まだまだ目が離せません!
映画『野生の島のロズ』(G)はTOHO シネマズ すすきの、札幌シネマフロンティア、ローソン・ユナイテッドシネマ札幌のほか、旭川、小樽、江別、釧路、北見、苫小牧、函館、帯広で絶賛公開中です!
矢武企画ことキャプテン・ポップコーンが最新映画をご紹介っ!
映画『愛を耕すひと』
舞台は18世紀デンマーク。史実を基に描かれる物語。
退役軍人のルドヴィ・ケーレン大尉は、 貴族の称号を懸け、ひとり荒野の開拓に名乗りを上げる。 しかし、それを知った有力者フレデリック・デ・シンケルが、 あらゆる手段でケーレンを追い払おうと嫌がらせを仕掛ける。
襲い掛かる自然の脅威と デ・シンケルからの非道な仕打ちに抗いながら、 デ・シンケルから逃げ出した使用人の女性アン・バーバラや、 家族に見捨てられた少女アンマイ・ムスとの出会いが、 ケーレンの閉ざされた心に変化をもたらしていく…。
『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』(12)以来となる、 ニコライ・アーセルが監督。 主演は、『007/カジノ・ロワイヤル』(06)の悪役など演じ、 “北欧の至宝”でお馴染みのマッツ・ミケルセン。 ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されるなど、 北欧のみならず、世界で高く評価されています。
劇中で「物事は上手くいかないな」というセリフがあるのですが、全体的に何か得たら、何かを失うドラマなんですね。
マッツの「悲しみや怒り、悔しさ」を、目と表情で表現する芝居が見どころです!
一見、辛い映画に思えるかもしれませんが、 子役の天真爛漫なキャラクターや戦術アクションもあり、エンターテイメントとしても楽しめる素晴らしい作品です!
映画『愛を耕すひと』(G)は札幌シネマフロンティアで2 月14 日(金)、函館シネマアイリスは3月21日(金)から公開です!
映画『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022 年2 月からおよそ1 か月後、ポーランドからウクライナに入国し、さまざまな分野の人々が動物たちを助け出そうとする姿を映し出す。
『犬に名前をつける日』(15)などの山田あかね監督が、ウクライナで動物たちを救おうとする人々を約3 年間取材したドキュメンタリーです。
「コンフィデンスマンJP」(18~)シリーズの俳優・東出昌大がナレーションを担当。
侵攻直後は日本も含め、各国で報道されていましたが、最近は報道が減ってきましたよね。この記録映画は、テレビで知ることのなかった現代の戦地の姿、表情を捉えている記録です。
そこに映し出されているのは、人間の犠牲になる動物たちを救い出そうとする人々の姿です。彼らは一方的に救うのではなく、「動物を救うことは、人間を救うことになるんだ」と信じて活動しています。
辛い事実もありますが、知ってほしい情報が詰まっている作品です。
映画『犬と戦争 ウクライナで私が見たこと』(G)はイオンシネマ江別、小樽、釧路、北見で2月21日(金)、シアターキノは2月22日(金)、函館シネマアイリスは2月28日(金)から公開です!
本作には、戦争直後の映像や危険な状況に置かれている動物の映像もあるのでご留意ください。