『心音 cocon』元東京有名店の料理人が手掛ける「創作割烹料理」をランチで味わう たつの市
たつの市御津町にある『ごはんやさん ときどき おさけ 心音(ここん)』は今年の6月にオープンしたばかりのお店です。
新舞子浜に近い国道250号線沿い、マックスバリュ御津店の前の交差点を右折してすぐの場所に店を構えています。
店主の南葉さんは生まれも育ちも東京で、長年勤めあげた料理店では和洋中そしてデザートまでありとあらゆる料理を習得。東京の有名店『俺のフレンチ』の姉妹店である『俺の割烹』の立ち上げメンバーとして腕を振るっていたほどの実力派です。奥様のご実家がある自然豊かなたつの市御津町への移住後、自らのお店を開かれました。
今回は店主自慢の「心音ランチ」をご紹介します。心音ランチはとっても品数が豊富。キラキラと輝くとっても豪華な御膳に思わず目を奪われます。
こちらのランチはメインを2種類から選ぶ事が出来ますが、おすすめして頂いた「鶏肉の黒酢あんかけ」をセレクト。黒酢あんかけ…と言われると味のしっかりとしたかなり甘酸っぱいイメージを想像しますが、同店の料理はそのイメージとは異なります。
カリッと揚げられた若鶏のジューシーな肉の旨み。そして包み込む黒酢のソースとの絶妙なバランスの取れたコクのある味わいに仕上げられており、一緒に素揚げされた茄子も口の中でとろけます。
心音ランチの凄さはメインだけには留まりません。小鉢の一品一品が際立っており、まるでコース料理を頂いているよう。鴨のローストは表面を炙った鴨をさらに低温でじっくり火を入れる事で、濃厚な鴨の旨みや柔らかさを引き出します。
鴨の後ろには蒟蒻や根菜の煮物が隠れていますが、柔らかな味の染みた蒟蒻と生姜のジュレの味わいの絶妙なコンビネーションには大変感動しました。
自家製胡麻豆腐は、まったりとした胡麻豆腐に濃厚な胡麻ソースがかかっていますが、そこに添えられたイチジクとの組み合わせは正に絶品。
ぽってりとしたかわいらしい大根おろしが目を引く、見た目も美しい出汁巻き卵も大変上品な味わい。同店の出汁は鰹と昆布から引いており、お店で出される料理はこの出汁をベースにして作られているそう。割烹料理店には普段なかなか足を踏み入れる機会が少ない筆者ですが、全ての料理の一つ一つに隙の無い心音ランチには終始心を奪われっぱなしでした。
ランチの後は人気のバスクチーズケーキも頂きました。
断面からも分かるのはそのなめらかさ。空気を入れないように絶妙な加減で泡立てることでとろとろの食感を演出します。甘酸っぱいベリーのソースはケーキの良いアクセントになっており、味の変化も楽しめました。
店内はご家族連れでも利用しやすい心地良いインテリアで、ほっと寛げる癒しの空間となっています。
優しさが溢れるこの温かな料理店に、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
場所
ごはんやさん ときどき おさけ 心音cocon
(たつの市御津町苅屋463-16)
営業時間
ランチ 11:00〜15:00(L.O.14:00)
ディナー 17:00〜21:00(L.O.20:00)
定休日
月曜日
駐車場
9台
店舗前に軽自動車2台、店先より北に50mの場所に7台駐車可能
(縦列駐車をお願い致します)
テイクアウトについて
・「心音弁当」850円(税込)
・「オードブル(5人前)」6500円(税込)
※お弁当は11月より900円に値上がりします。ご了承下さい。
※お弁当は前日まで、オードブルは4~5日前までの予約で購入可能
※弁当及びオードブルは刺身を入れて欲しい等のカスタマイズも可能(差額あり)。注文時にお問合せ下さい。