埼玉県「東浦和駅」周辺を散歩しよう!歴史と癒やしを感じるおすすめ散歩・ウォーキングスポット8選
東浦和駅は、埼玉県さいたま市緑区に位置するJR武蔵野線の駅です。
東浦和周辺には閑静な住宅街が広がり、一歩抜けると広大な田園地帯「見沼田んぼ」があり、豊かな自然と歴史を感じられるスポットが多いです。特に国指定史跡「見沼通船堀」は、歴史的な遺産を間近で見られるため、おすすめしたい散歩スポットの一つです。
結婚を機に約20年東浦和に住む私が、東浦和駅周辺でおすすめの散歩スポットを紹介します。広大な自然に癒やされ、歴史を感じ、こだわりのスイーツで一休みする散歩コースを、ぜひ参考にしてください。
東浦和の散歩におすすめのスポット
東浦和駅周辺の散歩スポットを、東浦和駅を起点に、回りやすい順番で紹介していきます。見沼代用水西縁・東縁は、普段からウォーキングやサイクリングを楽しむ人が多い散歩にぴったりなエリアです。
東浦和の散歩スポット(1)見沼通船堀公園
見沼通船堀公園は、東浦和駅から徒歩4分の場所にある自然の竹林を生かし造られた公園です。竹林内には木道が整備されていて、木道の途中にはベンチが設置されているため、散歩にぴったりです。
私が見沼通船堀公園を訪れたときは、ちょうどお散歩途中だったのか、竹林内のベンチでお話をされている人達を見かけました。暑い日でしたが、竹林は見た目にも体感としても涼しさを感じるので時間を忘れてゆっくりできます。
名称:見沼通船堀公園
所在地:埼玉県さいたま市緑区大字大間木1506
東浦和の散歩スポット(2)見沼通船堀
国指定史跡である「見沼通船堀」は、この地域を流れる見沼代用水東縁・見沼代用水西縁・芝川の3つの水路間に、舟を通すために造られた閘門式運河です。見沼通船堀は閘門(こうもん)式運河として知られるパナマ運河の約180年前の、1731年に開通しました。
見沼通船堀の開通によって、この地域で採れた米などの農作物を舟で江戸に運ぶことが可能になり、江戸から肥料や日用品が運ばれてくるようになりました。江戸との舟運において重要な役割を果たした歴史的な遺産です。
東浦和駅からは、見沼代用水沿いを歩いて14分の場所にあります。毎年8月下旬に閘門開閉実演を開催しているので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。
名称:見沼通船堀
所在地:埼玉県さいたま市緑区大字大間木、大字下山口新田、川口市大字東内野
東浦和の散歩スポット(3)見沼田んぼの桜回廊
東浦和駅から少し歩くと、「見沼田んぼ」と呼ばれる大規模緑地空間があります。「見沼田んぼ」の両側に流れる見沼代用水と見沼通船堀沿いに連なる桜並木は、総延長20kmを超え、桜の下を散策できる日本一の桜回廊として多くの人から親しまれてきました。桜の開花時期にはライトアップが行われるため、桜回廊の夜桜を楽しむことができるでしょう。
東浦和駅から徒歩3分程で見沼代用水西縁に到着するので、そこから見沼代用水沿いの散歩が始まります。桜の季節は桜並木が圧巻で、新緑の季節は緑のトンネルと田園風景の中で、豊かな自然を感じながらゆっくり散策するのがおすすめです。
名称:見沼田んぼの桜回廊
所在地:見沼代用水沿い東縁・西縁、見沼通船堀沿いの総延長20km
東浦和の散歩スポット(4) Cream Tea Cafe
東浦和駅から徒歩13分、見沼代用水沿いの散策途中でぜひ立ち寄ってほしいのが、2024年4月にオープンしたスコーン専門店「Cream Tea Cafe」です。
北海道産小麦と北海道産生クリームをたっぷりと使用したスコーンは、外側はさっくり中はしっとりとしていて、とにかく嬉しくなるおいしさでした。スコーンはパサパサしていて口の中の水分を持っていかれるというイメージを持っている方は、「Cream Tea Cafe」のスコーンを食べてみてください。スコーンの概念が変わるかもしれません。
お店はテイクアウトだけでなく、カフェスペースも併設されているので、天気のいい日は外のテラス席で飲み物と一緒にスコーンをいただきましょう。テイクアウトをして散歩途中に食べるのもいいですが、お店で休憩しながらスコーンを食べれば、おなかも心も満たされます。スコーンのネーミングも可愛いです。
店舗名:Cream Tea Cafe
所在地:埼玉県さいたま市緑区東浦和7-22-1
営業時間:10:00~15:00(売り切れ次第終了)
定休日:日曜日・月曜日
東浦和の散歩スポット(5) 浦和くらしの博物館民家園
見沼田んぼの中央辺りに位置する浦和くらしの博物館民家園は、市内の伝統的な建物を移築復元し、生産・生活用具を中心とした民俗資料を展示している野外博物館です。東浦和駅からは見沼代用水沿いを歩き、そこから少し道をそれると到着します。所要時間は徒歩30分ほどでした。
浦和くらしの博物館民家園では、主に江戸中期から末期に建てられた民家や表門を見て回れるだけでなく、土日や夏休みを中心に、子どもから大人まで幅広い年代を対象とした講座・イベントに参加できます。昔の暮らしや遊びを体験できる講座やイベントを開催しているため、市内の幼稚園や小学校の子ども達は遠足や体験学習で一度は訪れる定番スポットです。
例年6月中旬から8月上旬まで、園内では、一般的な蓮の花よりも濃いピンク色が特徴的な古代蓮が咲いています。午後には花が閉じてしまうので、午前中の早い時間帯に訪れてみてはいかがでしょうか。
施設名:浦和くらしの博物館民家園
所在地:埼玉県さいたま市緑区下山口新田1179-1
営業時間:9:00~16:30
休館日:月曜日、休日の翌日、年末年始
東浦和の散歩スポット(6) 大崎公園
大崎公園は、見沼代用水東縁沿いにある、市民の憩いの場です。1977年4月に開設され、敷地面積は38,000m2あります。公園内には、芝生広場・遊具・ジャブジャブ池・子ども動物園・子ども釣り池があり、子どもと一緒に1日中遊べるでしょう。
中小動物を中心とした子ども動物園は入園無料にもかかわらず、飼育されている動物の生態を解説してくれるイベントを開催していて、モルモットややぎとふれあえる、どうぶつ広場もあります。広い無料駐車場も完備しています。
施設名:大崎公園
所在地:埼玉県さいたま市緑区大崎 3170-1
営業時間:無料駐車場は8:30~19:00
定休日:なし
※子ども動物園(10:00~16:00/月曜・年末年始が休園)
どうぶつ広場(夏時間・冬時間あり/金曜・休園日が休み)
東浦和の散歩スポット(7)氷川女體神社
東浦和駅から見沼代用水西縁などを通りながら40分ほど歩くと、厳かな雰囲気に包まれた由緒ある氷川女體神社に到着します。氷川女體神社社殿は県指定の有形文化財に指定されていて、境内に繁茂しているクスノキ・モチノキ・シラカシなどの氷川女體神社を取り囲む森林は、市指定の天然記念物であり、埼玉県の「ふるさとの森」にも指定されています。
全国に約280社あるといわれている氷川神社の総本社である武蔵一宮氷川神社(大宮氷川神社)、氷川女體神社と中山神社(中氷川神社)の三社は一直線上に配置されていて、三社で武蔵国一宮と称されていたという説もあるそうです。
木々に囲まれた氷川女體神社を散歩しながら、神聖な空気を感じてみてください。
施設名:氷川女體神社
所在地:埼玉県さいたま市緑区宮本2-17-1
営業時間:ご神前での参拝は24時間可能 ※祈祷斎行は要予約
東浦和の散歩スポット(8) 珈琲あめんぼ
東浦和駅から徒歩2分の場所にある「珈琲 あめんぼ」は、半世紀近く営業している昭和レトロな居心地のいい喫茶店です。マスターの優しい笑顔や気遣いが素敵なお店なので、初めての方でも入りやすいと思います。
私はランチメニューの自家製カレーセット(ドリンク・サラダ付き)を注文しました。自家製カレーは深い味わいでおいしかったです。食後にアイスコーヒーが出てきました。純銅のカップに入っていて雰囲気抜群で、ハンドドリップで淹れられたコーヒーはスッキリとした味でリピート確定です。
以前、とあるドラマでも使用されたことがあるそうで、店内に俳優さんのサインと写真が飾られていました。
店舗名:珈琲 あめんぼ
所在地:埼玉県さいたま市緑区東浦和1-16-2
営業時間:8:00~18:30
定休日:日曜日
東浦和を散歩しながら見沼の自然と歴史を感じましょう!
東浦和周辺には派手なものはないけれど、自然や歴史が当時に近いまま残されている姿を肌で感じてほしいと地元民の私は思います。緑が多く、どこか懐かしい雰囲気を感じられる見沼田んぼを中心としたエリアは、のんびりした散歩にぴったりです。
またこのエリアにはおいしいスイーツのお店が充実しています。今回紹介したスコーン専門店以外にも、ドーナツ専門店・団子屋さん・ケーキ屋さんなど、スイーツ目当てに訪れてみても楽しいです。
まずは、桜の咲く季節に日本一の桜回廊をお散歩してみてはいかがでしょうか。
この記事では画像に一部PIXTA提供画像を使用しています。