【東京・吉祥寺】旬を味わう、果実の芸術。「果実店canvas(カジツテン カンヴァス)」で出会う夏のご褒美パフェ
吉祥寺駅から徒歩約22分、駅から少し歩いてでも訪れたい「果実店canvas(カジツテン カンヴァス)」。今回は、日本一のメロン産地・茨城県旭村(現・鉾田市)産の赤と青のメロンをふんだんに使用した「茨城県旭村産赤と青のメロンソーダパフェ」を中心に、果実本来の味わいを引き立てるパフェと、店内の魅力を実体験とともにご紹介します。
白と木のぬくもり。パフェに向き合いたくなる空間
決して近くはない立地にもかかわらず、リピーターが絶えない理由のひとつが、この空間の魅力です。
1階は白を基調にしたシンプルで清潔感のある内観。2階は、アンティーク調のインテリアとドライフラワーが印象的な、ウッドのあたたかさに包まれる空間が広がります。
席選びから始まる、わくわくするひととき
お店に入ったらまず好きな席を選ぶスタイル。「白い背景の椅子」、「デザートと向き合う椅子」などそれぞれ個性的な名前がつけられていて、どこに座ろうかと悩む時間さえ楽しいひとときに感じられます。
ひとりでゆっくりパフェと向き合う時間にも、大切な人とおいしさを語り合う時間にもぴったり。気分やシーンに合わせて、思い思いの席を選ぶことができます。
こだわりの果物たち
店内に入ると、ショーケースにはみずみずしいフルーツがずらりと並び、色とりどりのフルーツが視線を引きつけます。
「果物(フルーツ)がもつ本来の味わいを知ってもらいたい。」
そんな店主の想いから生まれたこの場所では、ただおいしいだけでなく、果実そのものが持つ個性や魅力とじっくり向き合うことを大切にしています。
産地や生産者、果実ひとつひとつの状態まで丁寧に選び抜き、そのときだけの「旬」の味わいを一番おいしいかたちで届けてくれます。
目の前で仕上げる泡がアクセント。五感で楽しむメロンパフェ
今回いただいたのは「茨城県旭村産赤と青のメロンソーダパフェ」¥2,200(税込)
運ばれてきた瞬間、みずみずしいメロンの香りがふわり。主役は、夏に旬を迎える茨城県旭村(現・鉾田市)産の赤肉と青肉のメロン。昼夜の寒暖差や水はけの良い土壌で育つからこそ、とろけるような甘さと芳醇な香りが広がります。
仕上げに目の前でエスプーマの泡がふんわりトッピング。まるで炭酸のようにシュワっとはじける泡がアクセントとなり、爽やかさをプラスしてくれます。
中にはジュレやコンポート、数種類のフルーツが重なり合い、スプーンを進めるたびに食感や味の変化が楽しい一品。どこをすくっても、そのおいしさに心が躍るパフェです。
懐かしくも洗練された味わいのメロンソーダ
パフェと一緒におすすめされたのが「メロンソーダ」¥990(税込)。
どこか懐かしさを感じるレトロなルックスに、思わず子どもの頃の記憶がよみがえります。シュワっと爽やかな炭酸に、やさしい甘さがふんわり重なって、ひと口飲むたび、やさしい涼しさが体に広がります。
主役のメロンソーダパフェとも相性抜群で、夏の訪れを感じさせてくれる一杯です。
おしゃれな物販スペースも注目
パフェに使用されている美しいグラスやドリンクグラスなど、思わず手に取りたくなるアイテムが並ぶ物販スペースも用意されています。シンプルで洗練されたデザインの器たちは、見ているだけでうっとり。自宅でもこの世界観を楽しみたい方にぴったりのラインナップです。
スペースは2階の一角にあり、モルタル調の質感が印象的。白を基調とした明るい1階や、ドライフラワーが彩るあたたかみのある2階席とはまた違った、ギャラリーのような静かな空気が流れています。食後にゆっくりと眺めたくなる、特別な空間です。
このお店の魅力は、果物の“いちばんおいしい瞬間”を届けてくれること。季節ごとに仕入れるフルーツは、産地や品種だけでなく、育て方や収穫のタイミングまで丁寧に見極められています。
「フルーツが主役」という言葉はよく聞くけれど、ここまでその言葉と向き合っているお店には、なかなか出会えません。果物への深い知識と確かな技術、そして何よりも愛情。そのすべてが注がれて、一杯のパフェが生まれています。
季節ごとに内容が大きく変わるのも楽しみのひとつ。今回の「メロンソーダパフェ」も夏だけの特別な一品。気になる方は、旬のうちにぜひ訪れてみてください。
WRITER:manami
=================================
【SHOP INFORMATION】
SHOP:果実店canvas(カジツテン カンヴァス)
ADDRESS:東京都武蔵野市吉祥寺北町4-1-1
OPEN:12:00~18:00
CLOSE:不定休