兵庫初!看板商品「ムー」や約500冊の個性的な本に魅了♪ 神戸・北野の『パンとエスプレッソと異人館』でカフェメニューを楽しんできました 神戸市
待望の『パンとエスプレッソと異人館』(神戸市中央区)が6月30日にオープン。初めて行く人に注目してほしい、1階のカフェ、2階の異国情緒体感型書店、併設されたベーカリーの詳細をレポートします。
兵庫初進出となる同店は、1895年築の神戸指定伝統的建築物・旧門兆鴻邸(旧ディスレフセン邸)を改装。神戸のクラシカルな部分を残しつつ、洋館内には中国の要素もあちこちに散りばめられています。
<1階 カフェスペース>
1階のカフェスペースは、店内33席、開放的なテラス32席。実際に門兆鴻氏が使っていた家具をそのまま受け継ぎ、どこに座っても“絵になる空間”が広がります。スマホからQRコードを読み取ってメニューのオーダーを。
カフェは8時から営業をスタートし、モーニング利用にもぴったり。「イングリッシュブレックファースト」は、蘭王スクランブルエッグや大山ソーセージ・ベーコンなどが付き、看板商品「ムー」もセットにすることができます。
フランス語で“やわらかい”を意味する「ムー」とは、同店オリジナルのパンで、食パンとデニッシュのちょうど中間のようなふんわり食感が特徴です。
他店でも人気の「牛カツサンド」は、断面が美しい牛カツを自家製の食パンでサンド。口を大きく開けてかぶりつくと、パンのサクサク食感、じゅわっとあふれる肉の甘み、オニオンをベースとしたソースの爽やかさが混然一体となり、食べ応えも十分♪
神戸限定の「紅茶のフレンチトースト」は、そびえ立つチュイールが存在感抜群!蘭王や牛乳などを混ぜ合わせて作った液体・アパレイユを「ムー」に染み込ませて焼き、熱々の紅茶のフレンチトーストに、冷たいミルクティージェラートが乗ります。
ソースはエスプレッソテイストのため、ちょっぴりビター。外はカリッと、中はふわふわで、噛むごとにじんわり優しい甘みが広がります。紅茶とエスプレッソソースでまとめた上品なおいしさは、この重厚感漂う雰囲気にベストマッチ。
そのほか、フードは「ワッフルプレート」や「季節のサンドイッチ」、デザートは「紅茶のバスクチーズケーキ」や「ティラミス」などもそろいます。
クラシックなアフタヌーンティー「ブランティーセット」もスタンバイ。席の事前予約は不可のため、満席の場合は入り口で整理券を発行し、順番がきたらスマホに呼び出しのメッセージが届きます。
<2階 異国情緒体感型書店>
続いては2階へ。異国情緒体感型書店「異国のトビラ」は、入館料(1日フリー)1500円+ワンオーダー制で利用することができます。
同書店のコンセプトは①異国のトビラをひらく、②日本のトビラをひらく、③未知のトビラをひらく。この3つをテーマに本が全部で約500冊セレクトされています。
異人館と歴史的につながりの深い国々の本をはじめ、外国人観光客に日本の文化・歴史を発信する本、音楽やファッション、パンなど、新たな興味・関心をくすぐる本がずらりと並び、いつもの書店では手に取る機会のない1冊に出合えそう!気に入った本は、1階のレジで購入することも可能です。
2階の店内は18席、奥へと進むと隠れ家的バルコニーも発見♪過ごしやすい時期は、外の風を浴びながら1日中読書に没頭するのもいいですね。
ドリンクだけでなく、軽食はサンドイッチ、デザートはフレンチトーストやバスクチーズケーキなどを1階のカフェからオーダーすることができます。※食べ物の持ち込みは、同店で購入したものに限ります
こぼれ話として、同書店のなかには隠れ「FLIP BIRD」があちこちに散りばめられています。渡り鳥のようなキャラクターでもあり、5匹すべて見つけると自分自身の“新たなトビラ”が開くかもしれませんね♪
<1階併設 ベーカリー>
1階には、駐車場部分を改装して手掛けたベーカリーが併設されています。常時40~50種のパンが並び「ムー」のラインアップが豊富。「ムーチョコ」や「ムーあわじ島玉ねぎ」「ムーメロンパン」など、選んでいる時間も楽しく感じます。
1階のカフェでお腹を満たしたあとは、2階にドリンクを持ち込んで本と向き合い、ベーカリーで“明日のパン”を買って帰る…といった、1日過ごしても飽きないニュースポットです。
店舗
パンとエスプレッソと異人館
(神戸市中央区山本通3-5-19)
営業時間
カフェ 8:00~18:00(L.O.17:00)
ベーカリー 9:00~18:00 ※なくなり次第終了
定休日
不定
TEL
078-940-0035
※電話不通の場合は「06-6809-3113」まで