Yahoo! JAPAN

移動式交番 区内3カ所で 事件、事故の抑止に

タウンニュース

警察官と住民の交流の場にもなっている

交番の機能を持ったワンボックス型の車両「アクティブ交番」が4月から保土ケ谷区内3カ所を巡回し、地域の見守り役を担っている。

県警は建物の老朽化や事件・事故の取扱件数などを踏まえ、交番の数を減らす「神奈川県警交番等整備基本計画」を2019年に策定。29年度までに県内の交番を471カ所から約400カ所に減らす取り組みを進めている。

統廃合した交番の代わりとして機能するのがアクティブ交番で、警察官が管轄区域の所定位置に駐車後、遺失物や拾得物の届け出のほか、防犯啓発を行う。子どもの登下校時に通学路での見守りや事案発生時には現場へ向かい、パトロール活動も担う。

区内では宮田町交番が3月末に廃止され、4月1日に星川交番に統合。現在は9交番、3駐在所となっている。宮田町交番の管轄区域だった天王町・峰岡町エリアの治安を守る役目として、統合と同時にアクティブ交番が導入された。天王町駅南口広場、イオンスタイル天王町、峰岡公園集会所で週4回、順番に開設している。

保土ケ谷警察署によると、6月17日時点でアクティブ交番には大きな事件や事故の問い合わせなどはないという。「人通りが多い場所で警察官が目を光らせることで、それが犯罪の抑止になっているのでは」と分析し、住民に防犯に関する情報を提供する機会にもなっている。今後はアクティブ交番で警察官によるキャンペーンなどを検討し、活動を広げていく。

【関連記事】

おすすめの記事