眠い!食べたい!匂いがダメ!つわりに苦しんだ妊婦生活
現在3歳の女の子の育児をしながら、Webライターとして活動している“エグママ”です。31歳で結婚し、いつかは子どもが欲しいと漠然と考えていましたが、パンを作る仕事をしていたことから、なかなか妊活に踏み出せずにいました。そして、気づけば37歳。そこで夫と相談し、妊活を始めました。するとその約3ヶ月後に妊娠が判明! しかし、喜んだのもつかの間、つらく長い「つわり」が私を待っていたのです。
妊娠発覚後、すぐに始まったつわり。笑えない日々の始まり
妊娠検査薬で陽性が出てから1週間後に産婦人科を受診し、妊娠が確定しました。しかし、すでにつわりが始めり、一日中ムカムカしている状態。ここから私のつわりに苦しむ日々が始まりました。
私を最初に襲ったつわりは「匂いづわり」で、とにかく匂いに敏感になってしまいました。職場では、パンが焼ける匂いや食材の匂いを受け付けられなくなりました。焼きたてのパンの香りがするたびに青ざめて、時にはうずくまることも…。また、バス通勤で吐き気をこらえるのに必死で、職場に着いたらトイレへ直行するのが日課でした。
さらに、家事をする時でも、お米の炊ける匂いや油の匂いまで、とにかく匂い全般がダメで、台所に立つことができませんでした。あまりの気持ち悪さに寝込んでしまうこともありました。
苦しい匂いづわり。やっと終わったと思ったら「食べづわり」に
そんな私を見かねて、「外で食べてきてもいいし、お弁当を買ってきたりするから、つわりが治まるまで料理は作らなくていいよ」と、夫が声をかけてくれたのです。
申し訳ない気持ちと、作らなくてよい免罪符にスーッと心が軽くなりました。
私はゼリーや野菜ジュースを口にするのが精一杯。食べられそうなときに少しずつ口にしていました。
妊娠15週目に入ると徐々に、「匂いづわり」はおさまりましたが、今度は食欲が止まらなくなってしまいました。毎日甘いものが食べたくて食欲は底なし。この「食べづわり」のおかげであっという間に体重は増え、健診で助産師さんに怒られてしまいました。
常に襲ってくる眠気。とりあえず眠りたい!
さらに私は、「眠りづわり」にも悩まされました。妊娠発覚前から始まり、妊娠期間中を通して、絶え間なく激しい眠気が私を襲いました。仕事中はあくびをこらえるのに必死で、休憩時間はご飯も食べずに食堂で爆睡してしまう始末。
「匂いづわり」がひどいときは、眠いのに気持ちが悪くて眠れない状態。とりあえず横になって目を閉じ「早くつわりが終わりますように…」と、祈るばかりでした。
妊娠後期に入ると胎動が激しくなり、夜中に起きることもしばしば。またおなかが大きくなり、胃が常に圧迫されている状態なので苦しくて眠れませんでした。そのため、日中の眠気はさらにひどくなり、時間を見つけては眠っていました。
妊娠後期に気持ち悪さが復活! 再び訪れたつらい日々
妊娠28週に入り、日に日に大きくなるおなか。ズボンのボタンどころかファスナーまで閉まらず、マタニティ服に変更しました。
妊娠30週あたりになると、胃がより圧迫されることでムカムカが復活。横になるのもつらいし、座っているのもつらい、どうしてよいのかわからない状態でした。終わりが見えないつわりに、「早く産んでスッキリしたい!」と思ったことを覚えています。
妊娠初期のつわりが終われば、楽しいマタニティライフが送れると思っていただけに、妊娠後期に入ってからのつわりは精神的に応えました。とにかく気分転換になることをしようと思い、散歩をして外の空気を吸ったり、アロマオイルを焚いたり、気持ちをリラックスすることに専念しました。
長いつわりと13時間の陣痛を乗り越え、吸引分娩により妊娠40週と1日目に、体重3442g、身長50.5cmの女の子を出産。赤ちゃんに会えた喜びで、今まで私を苦しめたつわりのことなど一瞬で忘れてしまいました。夢に描いたような快適なマタニティライフではありませんでしたが、今振り返ると妊娠期間中にしか体験できない、良い思い出だったと思っています。
[エグママ*プロフィール]
Webライターとして働く1児の母。毎日わんぱくな娘と一緒に走り回り、ヘトヘトになりながらも、スキマを見つけては記事を執筆しています。現在プリンセスが大好きな娘。毎日何かのプリンセスになりきって遊んでいます。一緒にプリンセスに会いに行こうね。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。