台風10号 総雨量は「過去最大級」 人的・住居被害なし
日本列島各地に猛威をふるった台風10号は、大和市内にも記録的な大雨をもたらした。
市危機管理課によると、8月29日正午〜9月1日の総雨量は355・5ミリにのぼった。市内で約700人が避難した2019年の台風19号の総雨量が306ミリだったことから、同課の担当者は「過去最大級と言えるのでは」と話す。
1時間あたりの最大雨量は19年の台風19号は35ミリだったが、今回は同30日午前9〜10時に47・5ミリを記録した。
最大瞬間風速は同31日午前5時1分に16・1メートルを記録。今回の台風による人的・住居被害はなかったものの、泉の森で約10mの倒木が1件確認された。
市は気象庁の土砂災害警戒情報を受け、同30日午前6時50分に避難指示を発令。保健福祉センター(鶴間)と大和ゆとりの森仲良しプラザ(福田)に避難場所を設置。7世帯19人が避難した。