【体験レポート】2025 吟醸新酒祭 in 赤煉瓦酒造工場
JR/東京メトロ「王子駅」から徒歩10分にあります、赤煉瓦酒造工場(旧醸造試験所)にて「2025 吟醸新酒祭 in 赤煉瓦酒造工場」が開催されました。
イベントの様子をお届けします。
会場
当日は雨が降っていたので、入り口部分にはテントがあり、受付へスムーズに行ける仕組みを取られていました。
受付では出品酒リストとグラスと吐器用の紙コップ、和らぎ水が配られます。
会場内は地域ごとに酒蔵が配置されており、その地域ごとの特色を感じられるような仕組みとなっておりました。
地域ごとに流れで回る方や、会場内の様々な個所に設置されている地図を確認して、お気に入りの酒蔵を巡る方もらっしゃいました。
来場者はお酒に詳しいように見られる方が多く、製法や貯蔵法、酵母についてなど深いところまで質問されていました。
各ブースでは
「吟醸新酒祭」は、まさに新酒の魅力を存分に味わえる贅沢な一日でした。会場には吟醸酒、純米吟醸酒、大吟醸酒、純米大吟醸酒を揃える蔵元がほとんどで、その多彩なラインナップがまず印象的でした。
中には今年の新酒鑑評会に出品するお酒を持ってきていた蔵や、出品酒の生酒と火入酒の飲み比べ、袋取りと薮田式自動圧搾機(ヤブタ)での絞り方の違いの飲み比べなどを行っておりました。
何より、普段はなかなか口にできないしぼりたての出品酒を求めて、来場者のみなさんが列を成していたのが印象的でした。
いずれの蔵元も香り高い酒質を誇り、会場全体がフルーティーで華やかな香りに包まれていました。蔵元との会話を通じて製造のこだわりを聞きながらいただく一杯は、一層特別感が増しました。
奥の松酒造(奥の松):福島県
青木酒造(御慶事):茨城県
一宮酒造(石見銀山):島根県
夢心酒造(奈良萬):福島県
出羽桜酒造(出羽桜):山形県
関谷醸造(蓬莱泉):愛知県
八海醸造(八海山):新潟県
まとめ
県産米を使用する蔵元も見られましたが、出品酒が多く並ぶ中で、やはり山田錦を使用したお酒が中心となっていました。普段は普通酒などで親しまれている蔵元も、この日は吟醸系のお酒を数多く揃えており、出品酒を含め、日常ではなかなか味わえない特別なお酒との出会いがありました。
会場となった歴史ある赤煉瓦の酒造工場で、吟醸酒という日本酒の伝統と技を五感で味わうことができ、非常に貴重で贅沢なひとときとなりました。
既に今年の秋に、次の吟醸酒イベントの開催が決定しておりますので、皆様続報をお待ちください。
イベント概要
「2025 吟醸新酒祭 in 赤煉瓦酒造工場」
【日時】4月23日(水) 試飲形式 各部完全入替制
第1部 13:30~15:00 定員150名(13:20受付開始、14:30受付終了)
第2部 16:00~17:30 定員150名(15:50受付開始、17:00受付終了)
第3部 18:30~20:00 定員150名(18:20受付開始、19:30受付終了)
【会場】
赤煉瓦酒造工場(旧醸造試験所)
東京都北区滝野川2-6-30 JR/東京メトロ「王子駅」から徒歩10分
【事前申込方法】
事前申込料金 お一人様3、500円(税込)飲料水(500ml)1本付
※下記の注意事項をご確認のうえお申込をお願いいたします。
日本吟醸酒協会公式サイト
https://www.ginjyoshu.jp/index.php
酒蔵プレス編集部40を超える酒蔵が集い、それぞれの蔵が誇る特別なお酒を一堂に味わえる、まさに贅沢で魅力あふれるイベントでした。
https://www.sakagura-press.com/