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【速報】浜松開誠館が2−1で静岡学園を破り、2年ぶり頂点<静岡県中学総体サッカー決勝>

アットエス

決勝点を決めた浜松開誠館の小川煌斗


静岡県中学総体のサッカーは7月29日、藤枝総合運動公園サッカー場で決勝を行った。浜松開誠館が2−1で静岡学園に競り勝ち、2年ぶりに優勝した。

両チームは8月6〜8日に岐阜県で行われる東海大会に出場する。上位3チームが8月18日に石川県で開幕する全国大会の出場権を得る。

菅原が先制、小川が決勝弾

浜松開誠館が好機を確実にものにし、王座を奪還した。昨年12月の新人大会決勝で苦杯をなめさせられたライバルに雪辱を果たした。

前半28分、コーナーキックのこぼれ球をトップ下の菅原龍介が蹴り込んで先制。「自分が決めて、チームをいい流れに持っていこうと思っていた」

後半3分に右サイドを崩されて追いつかれたが、精神的ダメージを引きずることはなかった。その4分後、相手のDF裏に流し込まれたボールに向かって、スピード自慢のMF小川煌斗が疾走。

「自分の持ち味は左サイドでチャンスをつくること。味方を信じて走った」。GKの動きを見極め、左足で落ち着いてゴールに流し込んだ。

中高一貫「闘う、走る、粘る」

中高一貫のメリットを生かし、選手たちは全国レベルの高校生たちと一緒に練習し、時には高校の公式戦のピッチに立つことも。「闘う、走る、粘る」のチームスローガンは中学も高校も同じ。28日の準決勝には高校を指導する青嶋文明監督も駆けつけ、スタンドの片隅で目を光らせていた。

岡本監督は「チームとして大切にしているものは中学と高校のスタッフで共有している。大会を通して、自分たちの課題をどう克服していくか。考えながら成長してほしい」と話す。

昨年は東海を制したものの、全国大会はまさかの1回戦負け。好機を生かせず修徳(東京)にPK戦に持ち込まれ、全国連覇の夢は早々と散った。「先輩たちの分まで」というイレブンの思いは強い。

今年は創立100周年の節目。先制点の菅原が東海大会に向けて「自分がいいパスを出してみんなにたくさん点を取らせたい」とイメージを膨らませれば、決勝点の小川は「全員で協力して絶対に優勝したい」と力を込めた。

 

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