NPOの提言や問題意識を共有しよう、四日市で1月に初のプレゼン大会
さまざまな分野で活動しているNPO(収益を目的にしない民間の団体)が、日ごろ考えている提言などを発表しあう「第1回四日市NPOまちづくりプレゼン大会」が2025年1月13日に四日市商工会議所ホールで開かれる。市民や専門家などと広く問題意識を共有したいと企画、初回は新図書館、食の問題、防災など5団体が発表する。交流会もあり、参加申し込みも始まっている。
四日市NPO協会と四日市市議会の議員有志が主催し。四日市市などが後援、公益財団法人ささえあいのまち創造基金が協力する。NPO団体同士で意見を交わす場はこれまでもあったが、一般の市民を含め、広く提言を聞いてもらい、意見をもらおうとする企画は珍しいという。
主催の四日市NPO協会は現在、11団体で運営しているが、事務局を務める「市民社会研究所」の代表理事松井真理子さんは「NPOがふだん考えていることを、自分たちだけで抱えていないで、積極的に社会と共有することで、より実現への道を開きたいという願いがある。今の時代に合わせ、NPOも、考えを、より多くの人に納得してもらえるよう伝える力を高める必要があるとも思っている」などと開催の趣旨を説明する。大会当日は、プレゼンのあとで各界の専門アドバイザーから意見をもらうことにしており、発表する団体は練習を重ねているという。
プレゼンに向け練習を重ねる団体(四日市NPO協会提供)
大会は1月13日午後1時に開会、ライブラリーフレンズ四日市(新図書館を市民と行政の協働で実現させる)、一般社団法人食の輪よっかいち(食によって消費者と事業者を結ぶ拠点を四日市に)、三重県多胎育児サークルふたば(双子や三つ子家庭へ地域社会全体での支援を)、NPO法人四日市男女共同参画研究所(ふらっと行ける暮らしの何でも相談「保健室」を作りたい)、防災一座(被災したあなたに温かいごはんを届けたい)の発表が予定されている。
プレゼンと審査のあと、交流会(こちらは参加費500円が必要)があり、発表に関心を持った企業、団体などとの接点もつくる計画だ。交流会の準備などもあり、参加申し込みを12月27日をめどにもらえるとうれしいという。参加申し込みや問い合わせなどは四日市NPO協会事務局(電話059-355-5115、Eメール ssk21ww@yahoo.co.jp )か以下のアドレスへ。
https://forms.gle/xA5AKdr4pjH4KYpw6