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<義実家に月10万!?>月々の仕送りを決めた夫「長男だから」多額の援助は当然!?【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

私はチエ。夫のテツローと小学生の息子2人と暮らしています。私は少し前からパートで働き、子どもたちの将来の進学資金などに備えはじめました。遠方に住むテツローの両親は70代で、大病を患ってからは頻繁に通院が必要になっているとのこと。地元に住む義弟スグルさんや義妹アヤコさんが気にかけていたようですが、遠くに住んでいるからといってテツローだけ何もしないわけにもいかず……。このたびテツローは3きょうだいで今後の支援方法について話し合いました。

義実家への仕送りが「7万」プラス「税金」って……? 金額が大きすぎてあぜんとします。もしかしたらテツローは貯蓄に回している私のパート代をあてにしているのかもしれません。でもそれは子どもたちの将来のためのお金。決して家計に余裕があるわけじゃありません。

「だってオレたちは遠くに住んでいて手伝ってやれないだろ? それをやってくれているんだから、お金くらい渡さないと」私は頭を抱えます。待って……義妹にまでお金を……? そしたらうちは、これから毎月10万も払うってこと!?

義両親への今後の支援について、テツローはきょうだい3人で話し合いをしたようです。しかし結論を聞かせてもらうと、これからわが家が「毎月10万」以上の金銭的負担をするとのこと。私としてはとても納得できない内容でした。 たとえ私のパート代を全額あてたって、テツローのお小遣いを極力減らしたって、家計への痛手はまぬがれません。将来子どもたちにかけるはずのお金も飛んでいってしまうし……。 説得しようとしてもテツローは「長男としての責任」を持ち出し、話し合いは平行線を辿るばかり。結局私たち夫婦は大ゲンカし、険悪な雰囲気になってしまったのでした。でも「毎月10万」なんてありえません。なんとしてでも思いとどまるよう説得しなくてはいけないと思っています。

相談すると……「私に任せて!」味方になってくれた両親と妹

私は近くに住んでいる両親に、「毎月10万」の仕送りの話を打ち明けました。わが家は毎月7万プラス税金を仕送りすること、義妹にもお礼として3万渡すこと……。私が話し終わると、父は長いため息をつきました。「それは……大変な話だな」

「……私が協力しようか?」その声に振り向くと妹のマミが入ってきました。マミは独身で実家暮らし。今日は仕事の夜勤明けで、午前中に帰ってくると聞いていました。「あ、帰ってきたんだ。おかえり」「うん。話はだいたい聞かせてもらったよ?」

月10万の仕送りは家計にとって大きな痛手です。けれど「ムリならパートを増やせって言われるかも」と妹に言われ、私はゾッとしました。義両親の仕送りのため限界まで働かされる自分を想像してしまったのです。テツローのあの張り切りぶりを考えるとありえない話ではありません。 昨日の夫婦の話し合い以降、テツローはずっと不機嫌です。今朝もひと言も発さずに仕事に行ってしまいました。しかし私も折れるわけにはいきません。幸い両親は心配してくれ、妹も味方をしてくれたので少しホッとしました。私は実家の力も借り、次の休みの日にテツローを説得することにしたのです。これで思い直してくれるといいのですが……。

夫にひと芝居「ウチにも月10万を援助して!」さて反応は?

今日は土曜日。子どもたちがそろって習い事に行き、家には私とテツローの2人だけです。突然訪問してきた私の両親と妹に、テツローは面食らったような顔になりました。けれどテツローの目を覚まさせる私たちの作戦は、ここからスタートです。

ずっと小声で私に「おい!」と言っていたテツロー。しかし私は聞こえないふりをして会話を続けました。「うん、わかった。じゃあこれから毎月10万仕送りする」そんな結論が出たところで、テツローは慌てたように抗議をはじめます。

私はテツローの義実家への援助同様に、「実家に援助をしなくてはならなくなった」という状況を仕立て上げました。両親と同居する妹の要求をすべて「わかった」とのみこんだ私。隣で見ていたテツローは、業を煮やして「それはおかしい」と口を出しはじめました。 「でもこれって、お義兄さんがそちらの実家にしようとしているのとまったく同じことなんですけど?」ニッコリ笑って言い返す妹に、テツローは黙り込んでしまいました。私たちがひと芝居打ってまで伝えたかったことが何なのか、テツローにはようやく気付いてもらえたはずです。

プライドは不要!夫の見栄に妻が反論「ウチの家計簿を見て」

さすがにテツローも、妹が何を言いたいのかを理解したようです。両親もじっとテツローのことを見ています。夫婦で話し合ったときは不機嫌さを隠そうともしなかったテツロー。それがまるで別人のようにシュンとなり、黙ってしまいました。

両親と妹が帰っていった後、テツローは反省の言葉を口にしてくれました。「オレ、良い長男ぶりたいだけで何も考えてなかった。正直、両親のことは地元にいる弟と妹に頼りっぱなしで……。仕送りの額で自分を大きく見せようとしてたのかも」

両親や妹がひと芝居打ってくれたことで、ようやくテツロ―に考え直してもらうことができました。妹から詰め寄られたときのテツローはとても気まずそうでした。自分の行動を客観的に見つめ直す、いいきっかけになったのではないかと思います。 その後は夫婦で家計簿を見ながらライフプランを確認し、子どもたちの成長に伴ってかかる金額なども相談しあうことができました。テツローも具体的な金額を目にしたことで、このままではわが家の家計が立ち行かなくなると分かってくれたようです。すぐにきょうだい間で話をしなおしてくれ、援助の金額は私も納得のいく範囲におさまりました。力になってくれた両親と妹には感謝しかありません。これからも夫婦での話し合いを大切にしたいと思います。


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