2025年韓国テレビ局「上半期の命運」を任された韓流スター5人と出演ドラマ
VOD利用者の増加などにより、韓国ではテレビ離れが進んでいる。
韓国の各テレビ局、なんとか視聴率を獲得しようと様々な作戦や試みを実行しているが、2桁台に乗るのも難しい状況。
事実今年も、いくつか話題作はあったが、残念ながら大ヒットと呼べるような成績を残した作品はまだない。
そんな苦戦を強いられるなか、2025年上半期の命運を任された韓流スターが。果たして新作ドラマを大成功へと導くことができるのか、気になる面々と各出演作を紹介する。
ネームバリューがあるのはもちろん、演技力まで併せ持った彼らなら、韓ドラ界を大いに盛り上げることが期待される。
(図)Danmee 日本の韓国ドラマファンが厳選!爽やか韓流代表 パク・ボゴム出演ドラマトップ3
KBS – テギョン
6月11日からスタートする予定のファンタジーロマンス時代劇『主役の初体験、私が奪っちゃいました』(KBS)で、主演を務めるのはテギョン(2PM)。
史劇初挑戦ながら、『御史(オサ)とジョイ~朝鮮捜査ショー~』(tvN/2021)で朝鮮時代のお坊ちゃまを見事に描き出した彼なら、本作での演技にも期待できる。
小説の中の端役に憑依した女子大生のヒロインが、男性主人公と一晩を過ごすことから始まる物語となっており、テギョンは、冷血だが愛する女性には純潔を捧げる美男子役を担当。ドラマファンにトキメキをプレゼントする予定だ。
SBS – ユク・ソンジェ
4月18日に初回放送を控えた『鬼宮』(SBS)では、ユク・ソンジェ(BTOB)が1人2役に挑戦する。
役を演じ分ける必要があり演技力の高さが必要とされるが、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(tvN/2016)や『ゴールデンスプーン』(MBC/2022)で、すでにその実力は立証済み。新作ドラマでも、安定した演技を披露してくれるに違いない。
物語は、韓国の伝説に登場する想像上の妖怪と巫女が繰り広げる、笑いありトキメキありのラブストーリー。ユク・ソンジェは、悪神に憑依された検書官と、ヒロインの初恋相手で温かな性格を持ったキャラクターという、正反対の役に扮する。
tvN – ジニョン
5月24日のお目見えを楽しみにしている人が多い『未知のソウル』(tvN)では、ジニョン(GOT7)の活躍が期待されている。作品ごとに進化し続け、役者としての地位を着実に確立してきた彼なら、本作でもより一層磨きのかかった演技でドラマの人気を牽引することだろう。
そんな彼が演じるのは大手法律事務所のイケメン弁護士。クールな性格で一見完璧なエリートのように見えるが、実は過去のある出来事により、穏やかな毎日を送ろうと努力している人物だ。
ロマンスありヒューマン要素ありの物語をどのように描き出すのか、相手役であるパク・ボヨンとのケミストリーにも関心が注がれている。
JTBC – パク・ボゴム
5月31日にスタートする予定のコメディ・アクション青春捜査劇『グッドボーイ』(JTBC)は、パク・ボゴムが主演を務める。彼の出演作というだけですでに視聴率は獲得できたも同然といっても過言ではないほど、ドラマファンから信頼されている俳優の1人だ。
しかも現在配信中の主演作『おつかれさま』(Netflix/2025)がヒットを予感させており、大成功を収めたあかつきには、次期作がさらに注目されるのは必至。しかも、元ボクシング選手という、これまでの彼の柔らかなイメージとは異なるキャラクターに挑戦する。ファンにとっては見逃せない1作だ。
MBC – チョン・ギョンホ
5月16日の初回放送を迎える予定の法廷コミカルファンタジー『労務士のノ・ムジン』(MBC)には、チョン・ギョンホが主演に抜擢された。
『イルタ・スキャンダル 〜恋は特訓コースで〜』(tvN/2023)や賢いシリーズ(『賢い医師生活』、『刑務所のルールブック』)で、専門職キャラクターをカリスマたっぷりに描き出し、コミカル演技まで披露してきた彼だ。
今回挑戦するのは生計型の労務士役。幽霊たちが依頼した労働問題を解決しながら成長していく人物だという。まだ一度も演じたことのない職業だが、その道のスペシャリストという設定は、これまでの出演作と同様。本作でもカリスマ溢れる一面と、クスっと笑える演技で、視聴者を虜にすることだろう。
(ライター/西谷瀬里)