鳥インフルエンザ対策で新潟県が県内養鶏場に消毒命令 緊急で鶏舎周辺に消石灰散布
県内をはじめ全国の養鶏場で鳥インフルエンザが発生していることから、新潟県は2024年11月29日、県内の養鶏場に家畜伝染病予防法に基づく消毒命令を出した。12月7日までの1週間をめどに県内97の養鶏場が緊急消毒を行っている。
《画像:消石灰を散布した養鶏場(新潟県提供)》
消毒命令は2022年12月以来。100羽以上を飼育する養鶏場が対象で、緊急消毒は県が配布した消石灰を鶏舎の周辺や農場の外側に散布する。命令の期間は2025年3月末までで、今後も定期的に養鶏場側で消石灰を散布して鳥インフルエンザを予防するよう求めている。
県内では今シーズン、上越市と胎内市の計2か所の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認され、約34万200羽を殺処分している。