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酒蔵を移築して建てられた木造建築のうどん・そば屋『武蔵坊』落ち着いた空間で食事を楽しむ 尼崎市

Kiss

JR塚口駅近くの県道13号線沿いにあるそば・うどん屋『武蔵坊』(尼崎市)。お昼時には20台ほどある駐車場がいつも満車で、その人気の謎を確かめるべく取材に行ってきました。

駅から歩いて約4分で、近くには尼崎青少年創造劇場ピッコロシアターもあるので迷うことはありませんでした。

お店の建物はとても歴史のありそうな立派な木造建築となっていて、中もどんな風になっているのか入る前からとても気になります。

店内は、庭が眺めるテーブル席を始め、カウンター、座敷までありとっても落ち着けゆったり食事ができる空間です。

ランチのピーク時には100席以上ある席が連日満席になるほどの盛況ぶりです。

上を見上げるととても立派な梁(はり)があり、お話をお伺いするとオーナーが古い歴史のある建造物が好きで西宮の酒蔵を移築し、飛騨高山の民家で使われていた古材(江戸時代)を組み合わせて作った建物なんだそうで今ではとっても貴重なものだそうです。

同店ではうどんとそば両方を提供しているのですが、中でもそばは「挽きたて」「打ちたて」「湯がきたて」をモットーに自家製粉したそば粉を使用されています。さらに素材にもとことんこだわり阿波の天然塩やアルカリイオン水などを使用されています。

寒い時期は暖かいそばを食べたくなると思うのですが、そばの美味しさをよりダイレクトに味わううのは冷たいものの方が良いと思い、いろいろな味を楽しむことができる「そば三昧」と口コミなどでも評価が高かった「さば寿司」の2品を注文しました。

「そば三昧」 1,380円(税込)

とろろに黄身がのったもの、大葉の天ぷらとエビ天、そぼろと水菜がのった3種類のそばで欲張りな筆者には嬉しい内容です。

まず最初にいただいたのは、大葉とお皿からはみ出すほど立派なえび天がのったそば。

天ぷらの衣はサックサクで、子供の頃苦手だった大葉も年齢を重ねるにつれあのほろ苦さが美味しいと感じるようになってきました。

そばはつゆにつけていただきます。つゆは厳選された昆布などの素材でしっかり出汁をとっているので、とても奥深い味わい。そばはつるつるとのど越しが良く音を立ててすすって食べるとさらに美味しく感じます。

こちらはそばの上にとろろと卵黄がのったもので、黄身を割るととろ~りととろけだし食欲がそそられます。白っぽいそばは実の内側を使っているためで、さわやかな甘味・香りを楽しめました。ねばねばしたとろろがそばに絡みつき大変美味です。

甘辛く煮たそぼろもそばと合わせて食べると相性抜群であっという間に完食してしまいました。

「さば寿司(3切れ)」 600円(税込)

注文した「さば寿司」は信頼のおける大阪のお店から仕入れ、店内でしめ鯖にされています。

とても肉厚でしめ鯖の酢加減が絶妙で思わず「美味しい…」と唸ってしまいました。単品でわざわざ頼む方が多いというのにも深く頷けます。持ち帰りもできるそうなので今度は家族に買って帰りたいと思うほどでした。

お昼には親子丼やカツ丼などがそばやうどんについたお得な「サービス定食」が全て1,000円前後で提供されているので、こちらもかなりおススメです。価格がリーズナブルなのに素材にはとことんこだわり一切妥協を許さないその姿勢が多くのお客さんに愛されている秘密だと感じました。


場所
武蔵坊
(尼崎市南塚口町3-16-13)

営業時間
11:00~15:00(L.O.14:30)
17:30~21:00(L.O.20:30)

定休日
月曜日

駐車場
有 20台

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