【スリーパー効果】結局臭いセリフを吐いた方が好かれるワケ【相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典】
意中の人に好かれる
スリーパー効果で都合よく記憶に残す!
人は、言い回しが限定的で特定的な方が、スペシャルな扱いを受けていると感じるものだ。「君が好きだ」と言われるより「君だけが好きだ」と言われる方が、一途に感じられてうれしいはずだ。表現はできるだけ限定して相手に伝えた方が、「特別感」を演出できるのだ。
とはいえ、「そんなこと言って、誰にでも言ってるんでしょ?」と真に受けないのが大人の流儀というものだろう。ところが、最初はわざとらしいと感じても、時間が経過するにつれて徐々に言葉の信頼度は増してくることがわかっている。これを心理学では「スリーパー効果」と呼ぶ。結局のところ、臭いセリフを吐く方が、最終的にはモテるのだ。
スリーパー効果のプロセス
信用できない情報でも記憶に残る
情報の信用度に限らず、人は耳にした情報を断片的に記憶する。
都合のいい情報だけ事実に変換される
情報の信頼性はその後忘れるが、記憶した強い情報の断片は忘れないので、真偽不確かな情報でも、事実認定したり、確かな情報として認知されてしまう。
【出典】『相手のNOをYESに変える ズルい言い換え事典』監修:齊藤勇