小田原鳶職組合 報徳二宮神社に額奉納「創建130周年記念」
小田原鳶職組合(金子正房組合長)が9月22日、報徳二宮神社(草山明久宮司、小田原市城内)に額を奉納した。
同組合では35年ほど前に松原神社(本町)に額を奉納している。額には職人の名前が彫り込まれるが、時代と共に代替わりが進み現在の職人の名前は少ないという。
「長く残るもの。いつか作りたかった」という副組頭の湯川吉寛さんを中心に2年前、新しい額の話が持ち上がり組合員の賛同を得てこのほど完成。境内ではしご乗りをするなどゆかりがあり、また今年創建130年を迎えたことを記念して、報徳二宮神社への奉納となった。
御社殿に設置された額は左右約1・8m、縦75cm。職人28人の名前と「創建百三十周年記念二宮尊徳翁」、さらに報徳思想の「一圓融合」の文字が白木に鮮やかに浮かぶ。
金子組合長は「無事に奉納できて安心しました」と話した。