三宮の街に愛着を持つきっかけに♪街中オアシス 「三宮プラッツ」に潜入! 神戸市
みなさんは、「三宮プラッツ」という場所をご存知ですか。神戸に暮らす筆者は、イベント情報で度々三宮プラッツの名前を見かけていたのですが、これが一体どんな場所なのか実はよく知らなかったので、今回取材を試みることにしました。
三宮プラッツは、神戸市営地下鉄 海岸線「三宮・花時計前」駅のB10出口に直結し、三宮中央通りに接する地下広場です。筆者は“ぷらっと訪れる場所かな”と思っていたのですが、実はドイツ語で「PLATZ=プラッツ」は、“広場”という意味があるんです。
訪れると一番最初に目に留まったのがこちらの銀色のオブジェ。二等辺三角形の鋼板が組み合わさったアーチ状の美しい鏡面屋根で、広場での活動の様子を“万華鏡”のようにキラキラと映し出します。
三宮プラッツは2020年4月にリニューアルされた施設で、神戸市中央区を拠点に活動する建築家・畑友洋氏が手がけたスタイリッシュな広場です。夜は23時までライトアップされているので、昼とはまた違ったお洒落な空間へと印象が変わるのも魅力的ですね。
開放感あふれる広場としてはもちろん、テラスを休憩場所として、隠れ家としてなど使い方は様々。イベントで利用してみたい方は、三宮プラッツのHPから申し込むことができますよ。
またリニューアルによって階段がベンチへと変わったので、読書や待ち合わせ、屋外ランチなどにも利用できますね。
三宮プラッツでは、音楽やアート、ダンスにマルシェなど色んなイベントが開催されているのですが、特に筆者が気になったのが、毎週木曜日に開催されているお酒のイベント。ジンやワイン、日本酒にビールにハイボールまで!週ごとにお酒の種類とテーマが変わる面白いイベントです。
また、未来につながるタネをまちなかでふりまくことをコンセプトとしたイベント「フリマクフェスティバル」では、多様性を尊重しながら音楽やダンス、マルシェにアートを楽しみ、新たな価値観の発見できる機会として開催されています。
この他にも、意欲や協調性、やり抜く力を育むことを目的に、子どもも大人も自由にゲームやおもちゃで楽しめる「まちにわランド」が月に1度のペースでに開催されるなど、個性豊かな催しが多い三宮プラッツ。
現在、三宮プラッツのイベント利用を取りまとめている まちのコーディネーター・市橋英紀さんに、どんな思いでイベントを開催しているのかお話をお聞きすると、“神戸の街に愛着をもってもらえるように、三宮プラッツでの思い出を家族や友人と共有できるようなきっかけづくりをしていければ”と話してくれました。
イベントの内容も毎月少しずつ変わっているので、最新のイベント情報は三宮プラッツのHPをチェックしてみてください。街中のオアシス「三宮プラッツ」は、三宮の街に愛着を持ったあたたかい人の思いが詰まった場所でした。
場所
三宮プラッツ
(神戸市中央区三宮町1-1-3)