「この人はすぐ引っ込める」トランプ政権相互関税からスマホなど除外
4月14日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、トランプ政権の相互関税について意見を交わした。
全部自国でまかなうことは難しいということ
寺島アナ「アメリカのトランプ政権は相互関税の対象からスマートフォンや半導体製造装置など電子関連製品を除外しました。国内テック企業からの要望を受け入れました。行き当たりばったりの政策では国際分業が高度に進んだサプライチェーンの現実を乗り越えられなかったといいます。アメリカ関税国境取締局が11日に出した通達で周知し、ホワイトハウスはその後、トランプ大統領が署名した文書を公表しました。トランプ大統領はこの文書で、もともと除外していた半導体の定義にスマホや半導体製造装置も含むという理屈をつけて、相互関税の対象から外しました。トランプ政権が進める国内での半導体工場やAI向けデータセンターの建設にも半導体製造装置や記憶装置などの輸入が不可欠だと判断したようです。上念さん、これはどのようにご覧になりますか?」
上念「それだけでサプライチェーンが複雑になっていて、全部自国でまかなうことは難しいということですよね。データセンターを作るにしても「どうやって作るんだ、お前」みたいな話になっちゃうわけですよ。関税かけたらコスト上がっちゃうし、それはできませんって言われて、しょうがねーなって除外したと言うことですね」
寺島アナ「まずはやってみてということなんですね」
上念「まずはやってみてをやりすぎると、結局この人は出してもすぐ引っ込めるじゃんって感じで、どんどん鼎の軽重が問われることになると。軽くなっていくみたいな感じになるので、やり方としてはどうなのって私は思いますけどね」