寒川東中卓球部 県3位で初の関東へ 「決勝進出目指す」
寒川東中学校の男子卓球部(岡崎公輝部長・2年)が、3月15日(土)・16日(日)に栃木県で開催される「第31回関東中学校選抜卓球大会」へ初出場する。1月に行われた県大会の団体戦で3位となり得た出場権。同校美術部が横断幕を制作するなど、学校全体でエールを送る。
約40校が参加し平塚市で開催された県大会。初戦をシードで通過した寒川東は、2回戦で小田(横浜)に3対1で勝利すると、勢いそのままに勝ち進んだ。
準々決勝で上白根北(同)を3対2で下し、その後、準決勝で万騎が原(同)に1対3で惜敗。決勝には進めなかったものの、3位決定戦で大沢(相模原)に3対2で勝利し、「創部以来初」の関東大会への切符を手にした。
人数不足で不利に
6人1チームで戦う団体戦。実は、寒川東の男子部員は5人しかいなかった。そのため、地区大会(茅ヶ崎・寒川)や続く湘南ブロック大会、県大会を不利な状態で戦うことになった。「県大会に出て優勝したい。でも人数も少ないし厳しいかもしれない」という葛藤を抱えながら試合に臨んできた。それでも練習を重ねてきた攻撃的プレーで関東への切符をつかんだ。
関東に向けて、同部では新入部員を勧誘。もともと卓球をしていた生徒に声を掛け、1人の入部が決まった。現在は6人で「予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントで1勝」を合言葉に練習に励んでいる。
同部顧問の松永宗大教諭と山崎蒼太教諭は、「歴代の先輩方、先生たち、いつも応援してくれる保護者の皆さんに感謝の気持ちを持ち、練習の成果を発揮できるよう頑張ってきてほしい」と激を飛ばした。
美術部が横断幕制作
初の関東出場を受け、同校美術部(永田梨乃部長・1年)の1年生が中心となり、「卓球部を応援したい」と横断幕を制作した。
「小さな文字や画数の多い漢字に苦労した」と永田部長。丁寧に作業を進めたといい、「部員の力を合わせて制作活動ができて良かった。卓球部のみなさんに頑張ってほしい」とエールを送った。