【西武】渡邉勇太朗投手インタビュー 「フォームの安定」がもたらした技術とメンタルの成長とは?
7月10日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームで行われた、日本ハム11回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの渡邉勇太朗投手にインタビューした模様を放送した。ここ最近の好調の要因を訊いた。
――前の試合(7月9日、日本ハム10回戦)、ナイスピッチングでした。
渡邉「ありがとうございます」
――8回105球6安打1失点という内容でしたが、振り返ってみて?
渡邉「序盤結構安打されて、苦しい展開が少し続いたのですが、5回以降ヒットを打たれなかったので、尻上がりに立ち直れたのは良かったかなと思います」
――4回までと5回以降で何が違った?
渡邉「大きく変えたつもりはないのですが、バッティングカウントで相手が打ち損じるなど運もあったと思います」
――この前の日本ハム戦(6月25日、8回戦)で勝ち星が1つ付きましたが、ピッチングの状態は、かなり上がってきているのではないですか?
渡邉「そうですね。登板を重ねるごとに良くなっている感覚はあります」
――その手応えはどんなところに感じていますか?
渡邉「なるべく先に(バッターを)追い込むことが今できていて、ピッチャー有利なカウントを常に作れている感覚はあります。そういうことができている要因はどの球種もある程度コントロールできていることだと思うので、それがいい結果に繋がっている要因かなと思います」
――前の試合、点を取ってもらった後の7回、先頭バッターが日本ハムの上川畑(大悟)を相手にボール球が先行しました。3ボールになったときどんなことを考えました?
渡邉「起こってしまったことは仕方がないので、とにかく真ん中でいいやと思って3つ続けました」
――その後ストライクゾーンに3つ入れて三振を奪うというあそこのピッチングについては?
渡邉「今までだったら多分あのまま4球連続ボールでフォアボールを出したと思うのですが、3ボールから三振を奪えたことは、自分の成長を実感できる部分ですし、抑えられてよかったなと思います」
――それは技術的な進歩ですか? それともメンタルの部分ですか?
渡邉「両方ですかね。今までフォームの安定性という部分で欠けていた部分が今は非常に安定していますし、フォアボールが少なくなった要因だと思うのと、メンタル面でもフォームが安定して球に力が出てきたからこそ、自信を持って投げられているので、そこから繋がって強気に投げられるようになっているのかなと思います」
――後半戦まだたくさん登板機会があると思いますが、ファンの皆さんにメッセージをお願いします?
渡邉「チームとして苦しい状態が続いているのが現状なのですが、僕らピッチャーとしてはやることは変わらないので、とにかくゼロを目指してピッチャーみんなで頑張りたいなと思います」
※インタビュアー:長谷川太アナウンサー