劇団四季、ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が開幕 デロリアンが登場し盛り上がりは最高潮に
2025年4月6日(日)、SMBCグループミュージカルシアター JR東日本四季劇場[秋](東京・竹芝)にて、劇団四季 海外新作ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が開幕した。
本作は、1985年公開の同名映画シリーズ第1作を基に創作されたミュージカルです。カリフォルニア州ヒルバレーに住むマーティ・マクフライは、変わり者の科学者、ドク・ブラウンが作ったタイムマシンで1955年へタイムトラベルすることに——。
SF映画の金字塔と言われる、世界的に大ヒットした名作映画を舞台化した本作。2020年にイギリス・マンチェスターでプレビュー公演が行われ、2021年にロンドン・ウェストエンドで開幕しました。開幕するや否や大きな話題となり、2022年には英国演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞にて、最優秀新作ミュージカル賞を受賞しました。2023年8月から2025年1月にはブロードウェイで上演。オーストラリアやドイツなど、世界各国での上演も予定されている。
初日公演の客席は、待ちに待った日本公演の開幕を見守ろうと集まった観客の期待で満ち、タイムマシン・デロリアンが登場すると盛り上がりは最高潮に。カーテンコールには、台本のボブ・ゲイル、作詞・作曲のグレン・バラード、演出のジョン・ランド、グローバル・プロデューサーのコリン・イングラムが登壇。ボブ・ゲイルが挨拶を述べると、万雷の拍手が送られた。
ミュージカル『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は、4月6日(日)よりロングラン上演を開始。現在、2026年3月29日公演分までのチケットが発売。劇団四季が新たに挑むエンターテインメント超大作に期待しよう。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』台本/共同創作者 ボブ・ゲイル コメント
45年前、ロバート・ゼメキスと私は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の脚本を書きあげました。映画化を何度も却下されましたが、私たちはこの物語を成功させるという夢を諦めませんでした。そして2006年、次の大いなる夢として、この映画の舞台化を計画。この計画は多くの拒絶にあい、成功までに14年間もの時間を要しました。夢を実現するには、時に多くの拒絶に立ち向かう、内なる力が必要です。このショーを成功させるためにたくさんの人々、そして劇団四季の皆さんが苦難の道を歩んできましたが、それが今日ここで報われました。この夢を実現させた仲間たちに敬意を表します。そして観客の皆さんも、どんな夢であれ、決して諦めないでください。お互いに愛を持って、応援しあえば、夢がかなうかもしれませんから。