小さく幼い体で"痛みに耐えながらご飯を食べていた"保護猫…6ヵ月半の闘病記録に反響続々「壮絶な痛みを想像したら涙」「よく頑張ったね」
人気YouTubeチャンネル『にこねこ【保護猫の保育園】』に投稿されたのは、免疫力が控えめな保護子猫『ヤンヤン』さんの様子です。
ぶり返される口内トラブルと闘った約6カ月半の記録は公開後わずか6日で10万再生を達成するとともに、「小さい身体でよく頑張りました」「これからはたくさん食べて幸せ掴んでね」とのエールが殺到しています。
保護猫活動家の動画投稿者ご夫妻と捨て猫『ヤンヤン』さんの出会い
はじまりは2024年。その秋ご夫妻は藪の中で怯える黒子猫・ヤンヤンさんを保護しました。食欲不振のヤンヤンさんを連れて動物病院を受診したのはその4日後のこと。診察の結果、ヤンヤンさんは猫風邪と口内炎を患っており、お口の痛みが原因でごはんを食べられなかったことが判明したそう。
抗生物質を用いた投薬治療が効果を上げ、お口の痛みが和らいだのか、その後は少しずつ食欲を取り戻したというヤンヤンさん。保護37日目、ワクチン接種での再診時もまた口内に大きな問題はなく、このまま快方に向かうと思われましたが…。
悪化の一途を辿る口内環境に、投稿者さんが下した決断とは
ごはんを食べない。元気もない。口元を気にする、えづく様子が見られる、痛々しい鳴き声を上げる。免役力が控えめな体質も相まって、ヤンヤンさんはその後もたびたび体調不良に。投薬治療を続けるも口内環境は悪化の一途を辿り、ついにはひどい歯肉炎を引き起こしてしまったのだとか。
通院が続くなか、獣医師より提案された治療法は、犬歯より奥の歯をすべて抜く「全臼歯抜歯」。当時生後7ヵ月と若齢ながらも口内環境がボロボロだったヤンヤンさんは、今後も炎症を繰り返す可能性が高かったようです。
抜歯前に免役力を高める注射薬を試してみるも、改善は見られなかったと振り返る投稿者さん。ヤンヤンさんをつらい痛みから解放すべく、抜歯手術に踏み切ったのは、保護186日目のことでした。
抜歯手術を乗り越えたヤンヤンさん
術後説明ではヤンヤンさんのお口の詳細が明らかに。舌の根元は腫れ上がり、奥歯は歯根が露出するほど歯肉が痩せていたとのこと。このタイミングで抜歯をして本当によかった。獣医師の説明を受けるなか、投稿者さんはそう思ったといいます。
手厚いお世話とじゅうぶんな医療ケアの末、慢性的なお口の痛みと決別をしたヤンヤンさん。保護から抜歯手術に至る闘病記録は、保護199日目、同居猫さんたちと一緒におやつを楽しむヤンヤンさんの映像に結ばれました。
抜歯手術を無事に乗り越え、里親さんとの出会いを待っているというヤンヤンさん(動画公開時点)。口内トラブルとの闘いが記録された当動画には、「ヤンヤンちゃん良く頑張りましたね」「痛い思いした分幸せになってね」など労いの言葉のほか、ヤンヤンさんの幸せを願う声が殺到しています。
ボランティア団体連携のもと、個人で保護猫活動を行われているという動画投稿者ご夫妻。活動の様子は、人気YouTubeチャンネル『にこねこ【保護猫の保育園】』でご覧いただけます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。