近畿高校弓道 男子個人2位 赤穂3年の池田佳應君
弓道の近畿高校大会で赤穂3年の池田佳應(よしのり)君(17)が男子個人で2位となった。
大会は7月16・17日に和歌山県田辺市であり、各府県総体の上位選手計60人が出場した。1人8射する予選で、池田君は1本目を外したものの、そこから立て直し、決勝進出条件の5本的中をクリアした。
的を外した選手から脱落していく決勝では「ここまで来たんだから自信をもって」と自分に言い聞かせて臨み、「外す気がしなかった」という集中力で7本連続で的中させた。もう一人との一騎打ちとなった8本目で惜しくも的を捉えることができず優勝は逃したが、練習で積み重ねてきた力を高校最後の公式戦で発揮した。
「普段の生活態度も含めて非常に几帳面。熱心に稽古に取り組んできた成果が現れた」と村上真順顧問(43)。池田君は「(優勝できなかったことは)むちゃくちゃ悔しいけど、3年間の結果としては、よく頑張った」と振り返った。「ひたすら自分と向き合って技術を改善していく。終わらない探究が弓道の魅力」と話し、卒業後も大学で弓道を続けるつもりだ。