コスモスなど秋の主役を競う、なばなの里で「花ひろば」が散策シーズン
三重県桑名市長島町の「なばなの里」で秋の花が見ごろを迎えている。「花ひろば」では、この時期おなじみのコスモスが咲きそろっているほか、今年はそれに加えて、ケイトウ、センニチソウ、ペチュニアなどの花畑を広場の中に配置しており、一度にいろんな秋の華やかさを楽しめるようになっている。
「ダリア・コスモスまつり」が9月下旬から続く「花ひろば」。4万3000平方メートルの4分の3ほどは、スーパービッキー、ドワーフセンセーションなどのコスモスが彩っているが、その周囲や広場の中央付近に、赤や黄のケイトウ、紅いセンニチソウなどの花畑が配置され、表情の異なる華やかさを主張している。なかでも「スーパーチュニア」と呼ばれるペチュニアは、ピンクの絨毯のように広がっており、目に飛び込む。いろんな風景をカメラに収められるため、散策する人の滞在時間もいつのまにか長くなっている様子だ。
スーパーチュニアの花畑
赤や黄のケイトウが鮮やか
今年も夏がとんでもなく暑く、長かった。今月中には冬恒例のイルミネーションも始まるため、秋の花をシーズンに合わせて咲かせる苦労は多かったようだ。花畑の世話をしている担当者たちは、種まきや苗植え、剪定などの時期に気を配り、ぴったりと合わせてきたという。ベゴニアガーデン奥にある約7600平方メートルのバラ園でも秋バラが香り始めているが、同様の手入れで夏を越えてきたという。
バラ園では秋バラが香り始めている
花ひろばのコスモスは10月下旬ごろ、ダリアは11月中旬ごろまで、バラ園は10月下旬ごろまでが見ごろという。10月17日まではライトアップもする。