上越市の高田城址公園で冬囲いの取り外し始まる 観桜会開幕直前まで作業続く
新潟県上越市の高田城址公園で2025年3月6日、ブロンズ像と樹木の冬囲いの取り外し作業が始まり、春の訪れを待ち望んだブロンズ像や木々が続々と姿を現した。ブロンズ像の作業は数日で終えるが、樹木の作業は同公園で開かれる「第100回高田城址公園観桜会」(3月28日〜4月13日)の開幕直前まで続く予定。
《画像:3月6日に始まったブロンズ像の冬囲い取り外し作業》
ブロンズ像や樹木を雪の重みから守るための冬囲いは毎年降雪前に行われ、3月上旬に囲い外しがスタートするのが恒例。今年は公園管理人や市シルバー人材センター登録会員の計約10人が園内西堀遊歩道沿いのブロンズプロムナードのブロンズ像16基と、サツキやツツジなどの樹木約5000本の囲い外し作業を進める。
《画像:協力しながら支柱を外す》
6日現在、園内には約50cmほどの雪があり、公園管理人の宮崎直樹さんは「2月にまとまって降った雪がまだ残っている状態。(冬囲い外しの)作業にここまで雪があるのは珍しい」と話す。ブロンズ像周辺に積もった雪を事前に除雪するなど、囲いを外す作業に支障がないよう、準備もしてきた。
作業初日は時折雨が降る天候となったが、管理人たちはブロンズ像を囲った竹を結ぶ縄を刃物で切ったり、組まれた木などを手際よく解体したりした。
《画像:囲いが外れて姿を現したブロンズ像》
宮崎さんは「ブロンズ像や木々の雪の被害はない。来週からは2桁台の気温予想が出ているので、暖かくなり雪も消えると思う。観桜会に訪れた方たちが楽しめるよう、公園管理をしっかりとやっていきたい」と話した。