恒例「天体ショー」に300人 東高津小「観察企画」、人気に
東高津小学校の校庭で12月4日「星空ウォッチング」が行われた。「高津第三地区社協」が長きにわたって地域の子ども達に天体ショーを提供しているこのイベント。その、詳細は―。
土星の輪っかに大喜び
日を追うごとに寒さが厳しくなってきたこの日、夕方過ぎに校庭に集まったのは、同校に通う4年生を中心とした児童らと、その保護者たち。
会場には「かわさき宙と緑の科学館」からやってきた移動天文車「アストロカー」がお目見えし、まずは「今日、観察する星の名前」や「観察時のマナー」などについてスタッフがレクチャー。その後、大きな望遠鏡が3台、それぞれ違う方向にセッティングされ、約300人の参加者は順番に整列。「土星」を観察した参加者は広く知られている「輪っか」の存在を目の当たりにして、喜びもひとしおといった様子。また各種気候状況に比較的恵まれたこの日は、青白く輝く「プレアデス星団」(和名・すばる)や、天体ショーの世界では人気が高いともいわれる「アルビレオ」まで観察でき皆、冬の星空を満喫。寒さをひと時忘れ、笑顔で帰路に就いていた。
「今後も継続実施を」
東高津小学校を会場とした「星空ウォッチング」は、地元社協の面々らが長きにわたり企画・実施しているもの。関係者は「この時期は空気が澄んで天体観察に適している。継続的に(企画を)行っていければ」などと展望を話していた。