無敵のアジフライ定食が昼も夜も楽しめる!【福岡市・柳橋連合市場】
なぜ人はこんなにも「アジフライ」に惹かれるのでしょう。
本来家庭料理であるアジフライには多くの人が幼少の頃から慣れ親しんできたからか、大人になっても居酒屋のメニューやランチのメニューで見つけるとつい注文してしまいます。
特に長崎県松浦市がアジフライを名物として打ち出し始めた10年ほど前からアジフライ人気に拍車がかかり、福岡においては2020年「アジフライセンター おむこさん」(博多区博多駅前)がオープンしたことも大きなきっかけとなり、ますますアジフライの人気が高まっていきました。
2023年UMAGAでも紹介した「はまかに」は、種類豊富な定食が食べられることで有名な店ですが、今年の2月からアジフライをメインに据えたメニュー構成に変わったと聞き、遅ればせながらお昼に行ってみました。
まず、メニューをみて驚きました。枚数を選べるアジフライのみの定食もありますが、ほとんどはアジフライに他のおかずを組み合わせた1850円の日替わり定食(アジフライ以外の料理は、季節や仕入れ状況で変動します)。店主の太田栄次さんに聞いてみると、やはりこの定食を注文するお客さんが圧倒的に多いそうです。
メニュー表をみるとわかるように、単なるアジフライの定食ではなく、アジフライにアジの刺身、さらにもう一品刺身や焼き物など、いずれもメインを張れるような3つのおかずがついたもので、それらにごはん、あら汁がついています。「きょうはかつおがおすすめですよ」と言う太田さんのおすすめに従い、「天然本かつおの刺身、活け鯵刺身、アジフライという組み合わせをお願いしました。
出てきた定食は想像以上のボリュームで、3つのうちの1つの料理で十分定食になるようなものです。まず、アジフライですが、いつもあちこちでみるものと若干形が違うような気がしました。聞いてみると福岡では大抵の店が腹開きにしているのですが、こちらでは関東でよく見られるように背開きにしているからだそう。そのせいかボリュームがあるように感じます。口に入れると衣は軽く身がふわふわで、それはもうまさに至極の一品。また、醬油、タルタルソースに加え、岩塩をつけて食べることも推奨しているそうです。そして、別皿の鯵とかつおの刺身も新鮮で脂ののりも最高でした。
一番人気は意外にも〆さば炙りやトロサバ塩焼きというサバとの組み合わせの定食だそう。確かに福岡の人はサバ好きです。しかし、アジフライ、鯵刺身に追加するメニューで、同じ青魚のサバを選ぶんですねぇ。
これらの定食はもちろん夜も食べられますが(価格は少し上がります)、夜は海鮮を中心としたつまみになるメニューがたくさん準備されていますので、居酒屋としても重宝するお店であることは言うまでもありません。アジフライファンの方々は、定食として食べるか、酒のつまみとして食べるかはあなた次第ですよ。
食堂 はまかに
福岡市中央区春吉1-6-13
092-762-0001