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戸塚区柏尾町グループホーム 広がる、新聞エコバッグ 子どもや企業と連携

タウンニュース

エコバッグを持ち笑顔の利用者と石井さん(中央)

戸塚区柏尾町のグループホームでは、利用者が新聞紙でエコバッグ作りに取り組んでいる。子どもの描いた絵や企業の宣伝をエコバッグに付けるなど工夫を凝らし、認知症の高齢者と地域社会とをつなぐ手段の一つとして、活動を広げつつある。

認知症対応型のグループホーム「ニチイケアセンター戸塚柏尾」では昨年夏から、レクリエーションの一環でエコバッグ作りを開始した。

同所の介護士・石井香織さんによると、英字新聞を使ったスタイリッシュな見た目で、実際に使った人からも好評を得ているという。また、新聞紙を2枚重ねることで「牛乳1本くらいは余裕で運べるくらい、耐久性もあります」と話す。

活用拡大を検討

当初は認知症予防が目的だったが、利用者から「いろんな人に使ってほしい」という声があがり活用を模索。地域の祭りで配布したり、飲食店にテイクアウト用の袋として提供したりと身近な場所から広げていった。

現在、この活動に賛同した施設や団体でもエコバッグ作りが拡大中。新たに、子どもたちの絵や企業宣伝を飾りとしてエコバッグに付ける取り組みも進んでいる。

同所の管理者である添田さとみさんによると「福祉施設はその中だけで完結してしまいがちだが、エコバッグを通して地域とのつながりが生まれている」と語った。

今後の目標は、配布場所や利用者を増やしていくこと。エコバッグの認知度を向上させることで企業も協力しやすい仕組みを整えていくという。

石井さんは「エコバッグ作りに必要な英字新聞の提供者を募集中です。ゆくゆくは、絵を提供してくれた子どもたちに何らかの形で恩返しができるようになれば」と新たな展開も検討している。

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