【座間市】座間市議会の熊切議長が辞職へ 公務中の飲酒、トラブルなど認める
座間市議会の熊切和人議長(53)=自由民主党=は20日午前、同市議会内で開かれた議会運営委員会の冒頭で、11月27日の定例会初日に議長職を辞任する意向を明らかにした。公務中の飲酒による市民との口論や暴言など、複数の不祥事が指摘されていた。11月27日開会の定例会冒頭で熊切議長の辞任が許可され、議長選挙が行われる見通し。
この問題を巡っては、今月中旬、複数の市議宛に、「市民の間で囁かれている熊切氏の複数の不祥事について深い悲しみと強い懸念を抱いている」とする告発文書が届いていた。
本紙はこの情報を入手して取材を進め、今月17日、事実確認と見解を求める質問状を熊切氏に送付した。熊切氏は回答期限を前にした20日午前9時前に文書で回答を寄せ、一連の指摘について事実関係をおおむね認めた。そのうえで、「座間市議会の信頼回復のため、議長職の進退を含め、今後の対応を熟慮している」としていた。
熊切氏は、2016年の座間市議選に自民党公認で初当選。24年9月の市議選で3回目の当選を果たし、同年10月に座間市議会第40代議長に就任した。