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犬がトイレ中にみせる仕草や行動5つ どんな心理が隠されているの?飼い主が取るべき対応まで

わんちゃんホンポ

1.トイレ前にその場でクルクル回る

トイレをする場所を決めるまでに、地面のにおいを嗅ぎながらその場でクルクルと回る犬はたくさんいると思います。

クルクル回ったあとに結局トイレをせず、別の場所に移動する犬もいて、「何してるの?」と思うこともあるのではないでしょうか。

これは、室内のトイレシートの上でも、公園など外でも見られる行動です。

犬の心理や適切な対応

犬がトイレの直前にクルクル回る行動には、いくつかの理由があると考えられています。

最も大きな理由が、トイレをする場所が安全かどうかを確認しているというもので、野生動物として暮らしていた祖先から受け継いでいる習性です。

草や土の上などでトイレをするとき、足元に穴があったり危険な虫やへびなどがいないかと確認するためにおこなっていたと考えられます。

また、陰部や肛門のようにデリケートな部分を地面に近づけるため、足元にある草や木の枝をしっかりと踏み固めることで汚れや怪我を防ぐ意味もあったようです。

これは犬が安心してトイレをするために、本能的におこなっていることなので基本的には見守ってあげてください。

通行人の邪魔になったり、犬にとって危険が及んだりする場合を除いては、犬の気が済むまでやらせてあげるといいでしょう。

2.飼い主さんを見つめる

トイレをしている最中、愛犬がジーっとこちらを見つめていることはありませんか?

おしっこやうんちが終わるまで、なぜか真顔で見つめられて、「どうしたの?」と不思議に思うこともあるでしょう。

人間の感覚で考えると「どちらかというと見られたくないのでは?」とも思いますが、このような行動をする犬は比較的多いのです。

犬の心理や適切な対応

犬がトイレ中に飼い主さんなど信頼している人を見つめているとき、「まわりに危険がないか見張ってて!」という思いでいることが考えられます。

動物は排泄中どうしても無防備になりがちで、何かが起きてもすぐには動けないため、危機意識を持つことがあります。

そのため、特に外でトイレをするときには、安全にできそうな場所を探すのに時間がかかったり、「まわりを見ていて!頼んだよ!」という気持ちで飼い主さんをジーっと見つめたりすることがあります。

特にすべき対応はないので、そのままそばにいて見守ってあげてください。

3.隠れてトイレをしようとする

家の中でトイレをするとき、飼い主さんがいないときを選んでしたり、家具やカーテンなどに隠れてしてしまったりする犬は少なくありません。

このような場合、犬は「トイレをすると飼い主さんに怒られる」と思い込んでしまっている可能性があります。

トイレトレーニング中の犬などに多く見られるのですが、トイレの失敗を叱られた経験があると場所を間違えたことを叱られたのではなく、トイレをしたこと自体を怒られたと勘違いすることがあるのです。

犬の心理や適切な対応

トイレトレーニングが完了していないと、どうしても愛犬が部屋の中で粗相をしてしまうこともあると思います。

そのようなとき、できるだけ「なんでできないの!」「ダメでしょ!」などと叱ることはせず、無言で片付けてあげてください。

その上で次は失敗しないように、タイミングを見て誘導して成功させるようにして、正しい行動をほめてあげるようにしましょう。

また、飼い主さんは怒っているつもりではなくても、「待って待って!」「そっちじゃなーい!!」などと騒いだり慌てたりすると、犬は驚いてしまいます。

トイレトレーニングでは、ほめるとき以外はできるだけ淡々と冷静に対応するようにしましょう。

4.トイレが終わった瞬間にダッシュする

トイレが済んだ途端、その場から思い切り駆け出したり、グルグルと周辺を走り回ったりする犬もいます。

うんちを拾っている間にリードを引っ張られて困ったことがある飼い主さんもいるかもしれませんね。

テンションが上がっているように見えるときは、トイレが済んですっきりしていると考えられています。

犬の心理や適切な対応

犬がトイレの直後にダッシュをしたり走り回ったりするのは、排泄後の解放感が理由だと考えられています。

本能的に走り回っているので、周囲に気が配れずに物や人にぶつかってしまうこともあるので飼い主さんが注意してあげてください。

また、排泄物の処理をするときにリードを引っ張られないように、短く持ったり踏んでおいたりすると安心です。

5.トイレ後に地面を蹴る

トイレが終わったあと、後ろ足で地面を蹴る行動をする犬が多くいます。

土や砂の地面であれば、それらを蹴って排泄物にかけて隠そうとしているのかと考えられますが、アスファルトなどでも同じような行動をすることがあります。

年齢や性別を問わずする犬が多く、基本的には本能的な習性によるものと考えられています。

犬の心理や適切な対応

トイレ後に後ろ足で地面を蹴る行動には、まず排泄物を土や草などで隠してにおいが外敵に届くことを防ごうとしていると考えられます。これは野生動物としての習性が残っている場合に考えられる理由です。

また、それとは反対にマーキングの一種として、自分のにおいを周囲に広げて存在をアピールしていることもあります。

足の裏は汗腺があるため、地面をこすることで自分のにおいをより強くつけています。

基本的には見守っていてかまいませんが、土がまき散らされるなど周囲に迷惑をかけてしまう可能性があるときは誘導してやめさせるようにしましょう。

まとめ

犬がトイレの前後や最中にする行動は、本能的な習性やこれまでの生活で身につけたものであることがほとんどです。

トイレをしているときはどうしても無防備になるため、繊細な気質を持つ犬や警戒心の強い犬は、確認作業や安全確保のための行動が多く見られる傾向があります。

犬が安心してトイレをするためにしていることが多いので、周囲の迷惑やトラブルにつながらないことであれば、できるだけ見守ってあげてください。

もしもやめて欲しい行動があれば、決して叱ることはせず、別の行動に誘導するようにしましょう。

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