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【春空に、色鮮やかに】フジドリームエアラインズ「新潟=札幌」線が就航、北海道との懸け橋が新たに

にいがた経済新聞

新千歳空港発の初便(11:55新潟着)を放水アーチで盛大に歓迎

新千歳空港発の初便(11:55新潟着)を放水アーチで盛大に歓迎

株式会社フジドリームエアラインズ(静岡県静岡市、以下FDA)は2025年3月30日、新たに「新潟=札幌(新千歳)」線の運航を開始した。

2025年夏ダイヤでは、「新潟=札幌(新千歳)」便は毎日2往復の運航。JALとのコードシェアにより就航となった。FDAは国内すべての便においてJALとのコードシェアの実績がある。

新潟空港発の初便(11:35発)は、悪天候のため定刻より少し遅れてテイクオフ

コードシェアには、互いのチャンネルを用いて販路を拡大するなど多くのメリットがある。中でも最も大きいのは、路線需要と機材規模のミスマッチが生じている路線の『最適化』が可能となる点である。多くの場合、需要が減少したJAL路線に対し、FDAのコンパクトな機材を投入して最適化をのだが、新潟=札幌線の場合はその逆で、今回のコードシェアでは既存機材と比較して座席数も8席増える。それだけ、同路線の搭乗率が高い水準で安定していることを示している。2024年の利用者数は約18万人あり、これは新潟空港全体の利用者数の2割にあたるという。FDAの参入により、さらなる路線の活性化が期待される。

就航を記念してテープカットが執り行われた(左から川村英明国土交通省東京空港局新潟空港事務所所長、楠瀬俊一フジドリームエアラインズ代表取締役社長、初便の搭乗者代表、鈴木康之新潟県副知事、野島晶子新潟市副市長)

3月30日には、新潟空港で新規就航記念セレモニーが開かれ、関係者らが顔を揃えた。

楠瀬俊一FDA代表取締役社長は「新潟=新千歳はマーケットとしてもとてもポテンシャルの高い路線で、新潟から北海道に行く人も多いと聞く。これをJALさんからしっかり受け継ぎたい。皆様にはお馴染みの『鶴のマーク』からFDAのカラフルなボディになるが、引き続き多くの方に利用していただきたい」と挨拶。就航後の搭乗率は「7割程度」(楠瀬社長)を目指すという。就航初日の平均搭乗率は61.25%。

楠瀬俊一フジドームエアラインズ代表取締役社長は「たいへんポテンシャルの高い路線を引き継ぐことができた」と話した

新潟観光親善大使の鈴木里歩さんから花束の贈呈

楠瀬社長のコメントにもあるように、FDAの機材は15色のカラフルな機体が特徴。「利用客とエアラインの距離が近い」とエアラインに熱心なファンがいる航空会社として知られる。この日も新規就航のお祝いに駆け付けたファンの姿があった。

新たに生まれた地域と地域を結ぶエアラインが関係人口の増加を生み、双方の経済振興を図ることで東京一極集中に一矢報いることを期待したい。

FDA楠瀬俊一社長らは3月28日、新規就航に先立ち新潟県庁に花角英世新潟県知事を訪問している

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