少ない油で「揚げない大学芋」のレシピ。蜜が絡むカリッとほくほく食感
少ない油でカリッと!フライパンで作る揚げない大学芋のレシピ
調理時間:15分
カリッとした食感と甘辛いたれがたまらない大学芋。揚げない調理法でもカリッとした食感は出せて、おいしく作れますよ。
この記事では、フライパンひとつで簡単に作れる絶品の揚げない大学芋をご紹介します。少ない油で大学芋を作れるのでぜひ試してみてください。
大学芋を失敗させないさつまいもの下処理
大学芋を成功させるためには、さつまいもの下処理がとても重要です。さつまいもは両端をカットして、皮付きのままさつまいもを回しながら切って乱切りにします。乱切りにすると表面積が大きくなり火が通りやすく味も絡みやすいです。カリッとした食感にもなります。
またさつまいもはアクが強く、空気に触れると褐色に変わるため、切ったらすぐに水にさらしましょう。
5分ほどおくとアクが抜け、えぐみを取り除けます。甘みが増して味付けが染みやすくなるという効果もありますよ。アク抜きをしたらキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取りましょう。
さつまいもの下処理ポイント
皮付きのまま、さつまいもを回しながら切って乱切りにする
切ったらすぐに水にさらす
キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る
材料(2〜3人分)
さつまいも:2本(300g)
サラダ油:大さじ2杯
水:80cc
たれ
きび砂糖:大さじ4杯
しょうゆ:大さじ1と1/2杯
水:大さじ4杯
黒いりごま:大さじ1杯
作り方
さつまいもをフライパンで蒸し焼きにする
フライパンを中火にかけ、サラダ油をしいてさつまいもを炒めます。
全体に油が回ったら、水を入れます。
蓋をして弱火にして5分ほど蒸し焼きにします。途中蓋を外して上下をひっくり返し、満遍なく火を通します。さつまいもは弱火でじっくり火を通すと甘みが増します。
竹串を刺してみて、さつまいもがやわらかくなっているかを確認します。
強めの中火にして水気を飛ばし、全体に香ばしい焼き色がついてカリッとするまで焼きます。
フライパンから取り出し油を切っておきます。
たれを作る
フライパンに残った油を拭き取ります。
フライパンにたれの材料を入れて中火にかけ、とろみがつくまで煮詰めます。煮詰めるときにヘラで混ぜすぎると砂糖が結晶化して固くなるので、フライパンをゆするようにします。
焼き上がったさつまいもにたれを絡める
たれの泡が小さくなりとろみがついたら、1を入れてたれを絡めます。
火を止め、黒いりごまを入れて全体に絡めます。
クッキングシートをしいたトレーに並べて冷まして完成です。熱々よりも冷ましたほうが、外がカリッとします。
蜜が固まる、焦げるときはどうすればいい?
失敗例1:たれが白く固まってしまった!
たれを煮詰めるときにヘラで混ぜすぎると、砂糖が結晶化して白く固まってしまいます。ゴムベラや菜箸でかき混ぜず、フライパンをゆするようにして煮詰めるようにしてください。
失敗例2:さつまいもが焦げてしまった!
さつまいもは強火よりも、弱火でじっくり火を通すと甘くなります。最初にサラダ油で炒めてから水を入れたら中弱火にして蒸し焼きにしましょう。
水気が飛んでさつまいもに火が通ったら、中火〜強めの中火にして香ばしい焼き色をつけてください。最後は強火だと焦げやすいので注意しましょう。
失敗例3:外はカリッ、中がホクホクにならない!
さつまいもは弱火で蒸し焼きにして火を通してから、強めの中火にして全体が色付くまで香ばしく焼くのがポイント。
菜箸で触るとカサカサッと音がするまでカリカリに焼くことで、外はカリッ中はホクホクになります。また、たれを絡めたら、クッキングシートに取り出して冷ますことで外がカリッとしますよ。
揚げずに簡単!カリッホクッ大学芋を作ってみよう
さつまいもを揚げなくても、カリカリホクホクの大学芋が作れます。さつまいもはあらかじめ電子レンジで加熱するよりも、弱火で蒸し焼きにするほうがしっとりホクホクで甘みが増しますよ。
たれはどんどん煮詰まるので、絡んだら火を止めてOK。これで失敗なく作れます。これまで揚げるのが面倒でなかなか気が進まなかった方も、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)