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「ゴジラ」シリーズに登場する魅力的な怪獣10選!

ciatr[シアター]

『三大怪獣 地球最大の決戦』,ゴジラ、キングギドラ

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ゴジラには個性的な怪獣がずらり!

東宝が製作し、1954年に公開した特撮怪獣映画『ゴジラ』。以後、現在に至るまでたくさんの作品がシリーズとして公開されてきました。シリーズの他にも『ゴジラアイランド』などテレビ番組、1998年のハリウッド版『GODZILLA』など海外作品も複数存在しています。

一般に、映画シリーズ1作目から15作目を「昭和ゴジラシリーズ」、16作目から22作目を「平成ゴジラシリーズ」、23作目から28作目を「ミレニアムシリーズ」と呼んでいます。

主役はもちろんゴジラですが、他にもたくさんのユニークな怪獣が生み出されてきました。記憶に残る最強怪獣10選を紹介します。

1:【へドラ】グロテスクなヘドロの塊を呈した公害怪獣

1970年代当時、社会問題だった公害から誕生した怪獣が「ヘドラ」です。ヘドロで汚染された静岡県の田子の浦港に出現しました。 宇宙より飛来した鉱物起源ヘドリュームが、都市近海に堆積していたヘドロや汚染物質と結合して成長した姿であり、水中棲息期から、次第に巨大な怪獣へと変貌します。硫酸ミスト、ヘドロ弾、猛毒の黒煙に変る赤色光線を武器としています。弱点は乾燥でした。

1962年の『キングコング対ゴジラ』以来、9年ぶりにゴジラと1対1で戦います。以後の作品では複数の怪獣による戦いが一般的になったため、「昭和ゴジラシリーズ」において最後にゴジラと1対1で戦った怪獣となりました。 登場した作品は、1971年の『ゴジラ対ヘドラ』。

33年後の2004年公開、28作目の『ゴジラ FINAL WARS』にも再登場しています。

2:【デストロイア】増殖と合体を繰り返す、別名「完全生命体」

第1作目『ゴジラ』でゴジラを倒した「オキシジェン・デストロイヤー」の影響を受け、東京湾の海底に生息していた微小甲殻類が怪獣化したのが「デストロイア」です。増殖と合体によって、幼体から完全体へと変化し、オキシジェン・デストロイヤー光線を武器としています。

「平成ゴジラシリーズ」の完結に際し、最後の敵として登場した、非常に戦闘能力の高い最強怪獣でした。 登場した作品名は、1995年の『ゴジラVSデストロイア』です。

3:【キングギドラ】絶大なる人気を誇る、空飛ぶ金色の三頭龍怪獣

龍を思わせる3つの頭部と長くしなやかな首、2本の長い尾、黄色のウロコ、巨大な翼などが、独特の外観を呈する「キングギドラ」。マッハ3の飛行速度と、口から稲妻のように吐き出す引力光線を武器としています。 金星で栄えていた高度な文明を3日で滅ぼし、死の星の変えてしまったという宇宙怪獣の設定で、隕石とともに地球にやってきました。

初登場は1964年の『三大怪獣 地球最大の決戦』です。それ以降、2002年の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』までシリーズ合計7作品に登場する、最大のライバルにして、ファンの間で絶大なる人気を誇る怪獣です。

4:【ガイガン】大きな角とハンマーハンドが特徴のサイボーグ怪獣

頭部に備えた大きな角と赤い単眼、肘から先がハンマー型の両腕を持つ特異なサイボーグ怪獣が「ガイカン」です。M宇宙ハンター星雲人に操られ、腹の回転カッターを武器とする極悪ぶりで、人気の高い怪獣です。 斬新で先鋭的な外観は話題になり、漫画家・水木しげるのデザインだという説が流布しましたが、実際には、グラフィックデザイナー・水氣隆義のデザインでした。

1972年の『ゴジラ対ガイガン』、翌年の『ゴジラ対メガロ』に連続登場したほか、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』にも姿を現しています。

5:【バトラ】破壊を目的とするバトル・モスラ

人気の「モスラ」と同じく地球の守護神でありながら、モスラと相反し、破壊を目的とする別名「黒いモスラ」と化したのが「バトラ」です。 モスラ同様、幼虫からふ化して成虫になりますが、黄色と赤が鮮やかな翼の稲妻模様を特徴としています。武器はプリズム光線。バトラが復活した本来の目的は、地球に迫る巨大隕石を破壊することでした。1992年の『ゴジラVSモスラ』に登場します。

6:【ジェットジャガー】70年代のロボット・アニメ・ブームの影響で誕生した

青年科学者である伊吹吾郎が開発した、カラフルな色彩の電子ロボットが「ジェットジャガー」です。研究所の電波操縦器で遠隔操作される人間サイズのロボットでしたが、良心回路の影響で自我に目覚め、ゴジラを助けるために巨大化しました。

70年代の変身ものや、ロボット・ヒーローブームを反映して生み出されました。子門真人が唄う映画の主題歌『ゴジラとジャガーでパンチ!パンチ!パンチ!』も話題になりました。 登場したのは、1973年の『ゴジラ対メガロ』です。

7:【モスラ】平和を愛する蛾の怪獣

翼長100メートルを超える巨大な蛾の怪獣が「モスラ」です。卵から孵化し、幼虫は繭を作って蛹化し、成虫へと変身します。その人気から、ゴジラ、ラドンと並び東宝三大怪獣と称され、特に可愛い外観や生息する島のファンタジックな物語などから、女性の人気はダントツです。

南太平洋にあるインファント島の守護神とされ、飛行速度はマッハ3、瞬間最大風速70メートルの衝撃波と、黄色い猛毒鱗粉を武器としています。強い母性を持ち、穏やかな平和を愛する性質も、広く愛されるゆえんです。 映画初登場は1961年の『モスラ』。

シリーズでは1964年の『モスラ対ゴジラ』が最初で、それ以降10作品以上に登場しています。ゴジラ以外の怪獣としては、トップの回数を誇ります。

幼虫も大活躍!

「モスラ」は成虫になる前の幼虫のときから、めざましい活躍をみせています。口から強力粘着性の糸を吐いて、ゴジラを倒しました。 また、インファント島でモスラを崇め、モスラと会話する双子の存在も、実にユニークで印象的でした。

8:【ビオランテ】愛娘の細胞から生まれたバイオ怪獣

愛娘・英理加を喪った生物学者の白神源壱郎が、娘の細胞と薔薇を融合させてつくったバイオ怪獣が「ビオランテ」です。白神が、北欧の神話にある植物の精霊の名前からとって命名したとされています。 花弁の中に牙を持ち、俊敏に動く巨大な蔓を武器としています。

また、ビオランテの意識の中には、英理加の意識がわずかながら残っており、悲しくも最後は自らの意思で分解して消失しました。 1989年の『ゴジラVSビオランテ』に登場します。

9:【メカゴジラ】ゴジラを倒すために作られたロボット

元々は、地球を侵略することを目的に、沖縄県玉泉洞の地下にあるブラックホール第3惑星人の秘密基地で、「スペースチタニウム」を原料に、地球最強の生物ゴジラをモデルに作られたのが「メカゴジラ」でした。

後のシリーズでは、海底に沈んだメカキングギドラから得た技術で作られたロボットとなり、さらに自衛隊の装備ロボットという風に変化を見せます。 全身を宇宙特殊鋼で覆われ、スペースビーム、デストファイヤー、フィンガーミサイル、クロスアタックビームなど様々な武器を装備しています。

一時は、ゴジラに倒されるものの、サイボーグ少女の指令で蘇るという筋書きでした。 初登場は1974年の『ゴジラ対メカゴジラ』です。翌年には『メカゴジラの逆襲』が公開されているほか、1993年と2002年にもメイン怪獣として登場、2003年には『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』が製作されるほどの人気怪獣です。

10:【ラドン】ゴジラ・モスラと並んで称される、空飛ぶ東宝三大怪獣

阿蘇山の火口から出現した空を飛ぶ鳥型の怪獣「ラドン」は、ゴジラ・モスラと並んで東宝三大怪獣と称される人気怪獣です。マッハ1.5で飛行し、最大風速100メートルの衝撃波で地上の建造物を吹き飛ばす力を持っています。

後のシリーズでは、使用済核燃料の放射能によって翼竜プテラノドンが怪獣化したものとされています。 映画初登場は、1956年の映画『空の大怪獣ラドン』で、シリーズでは1964年の『地球最大の決戦』に登場します。それ以降、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』まで合計5作品に登場する、地味ながら根強い人気を誇る怪獣です。

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