ナポリピッツァを食べた時の“衝撃”を伝えたい 垂水の人気店『LA PIZZERIA NOBU(ラ ピッツェリア ノブ)』で本格ナポリピッツァをいただきました 神戸市
「垂水で美味しいピザ屋さん」といえば、必ず名前の挙がる『LA PIZZERIA NOBU(ラ ピッツェリア ノブ)』(神戸市垂水区)。開店4年、瞬く間に人気店となったお店の秘密を取材しました。
駅近ですが、人通りの多い通りからは少し離れた場所にお店はあります。周りのレトロな建物に馴染みながらもどこか洒落た趣の外観。
一歩足を踏み入れると、イタリアの街角を思わせるような内装。カジュアルで親しみやすい雰囲気が伝わってきます。
同店オープンのきっかけは、店主の松下さんが、初めてナポリピッツァを食べた時に“衝撃”を受けたこと。「その衝撃を伝えたい」と、有名店を含む数店舗で修行の後、自身のお店をオープンしました。
さっそくピッツァをいただくことに。焼けるまでの時間に、まず衝撃!
生地を伸ばしてトッピング、窯に入れるまでの時間、約1分。
窯で焼くこと、約1分半。
トータル約2分半。あっという間にできあがります。松下さんの鮮やかな手捌き、無駄のない動きは、リズミカル。
真ん中はトロトロ、周りは焦げ目がついて見るからにサクサクです。熱々を、さっそくいただきます!
具材が乗っている部分の生地はとても薄くて、折り曲げないと持ち上げられません。急いでパクリ。
フレッシュなトマトの風味にコクのあるミルキーなチーズ、それらを受け止める塩気のある生地。シンプルがゆえにそれぞれの味が際立ちます。 使われるオイルやトマトソースは、混ざり合った時の相性の良さを重視しているそう。
イタリアから取り寄せたという高温のピザ窯で、短時間で焼き上げるというのも旨みを閉じ込めるポイントです。
「マルゲリータ」に次ぐ人気、一度食べた人はほぼリピートするというのが「フンギスペチャーレ」です。
キノコの香りがふわ〜っ。さらに仕上げにかけられるトリュフオイルの香りは、いつまでも浸っていたくなるほど芳醇です。
たっぷり乗った4種類のキノコは食感がよく、コクのある水牛モッツァレラチーズともよく合います。良い香りに包まれながら食べ進めるピッツァ。これを目的にやってくる人がいるのも頷けます。
「ピッツァのメインは生地の美味しさ」と語る松下さん。ナポリピッツァの生地の材料は、小麦粉・水・塩・イーストだけと決まっているそう。
具材とのマッチングを大事にした薄めの中心部分と、ふっくらモチモチした耳の部分、異なる食感が楽しめるのもナポリピッツァならではです。
シンプルだけれど忘れられないピッツァ。シンプルだからこそ技の光るピッツァ。
「ナポリピッツァの美味しさを知ってもらうために焼き続けたい」という松下さんの“ピッツァ愛”こそが、人々を惹きつけてやまない理由なのかもしれません。
場所
LA PIZZERIA NOBU
(神戸市垂水区陸ノ町10-30 伊藤マンション102)
営業時間
ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)
ディナー 17:30~21:30(L.O.21:00)
※生地売り切れ次第終了
定休日
火曜日+不定休 ※公式Instagramにてお知らせあり
備考
・席の予約不可
・テイクアウト可